スターバックス コーヒー ジャパンとJR九州ファーストフーズは25日、ライセンス契約にもとづき、「スターバックス コーヒー 門司港駅店」を3月10日にオープンすると発表した。
「スターバックス コーヒー 門司港駅店」は、1914年(大正3年)に創建され、日本で初めて駅として重要文化財に指定された門司港駅の1階(旧三等待合室)に出店。駅舎は約6年間の保存修理工事を経て大正時代の姿に復原され、店舗のある旧三等待合室も建設当初の内観として、白い漆喰壁に淡い黄色に塗装された腰壁と天井という、当時を思わせる空間に生まれ変わる。
この空間にオープンするスターバックスのデザインコンセプトは「Storyteller」。門司港駅の復原された駅舎や鉄道とともに、「コーヒーを通じて地域の語り部として歴史や先人たちの情熱を伝えていきたい」との思いが込められている。
店舗は、門司港駅の趣のある雰囲気と日本の産業革命と近代化を支えた北九州の工業地帯の歴史から、大版の鉄板に錆をまとわせたコルテン鋼をバーカウンターの壁面に使用し、そこに列車のヘッドマークを用いてスターバックス歴代のロゴマークを施した。天井の鉄骨や壁面の足元には役目を終えた九州の鉄道レールを再利用し、店内の一部のテーブルや椅子には福岡県産のセンダン材を使用し、地元の木工所が手がけたオリジナルの家具を設置する。