LG Electronicsは25日(スペイン時間)、2種類のスマートフォン新製品「LG V50 ThinQ」と「LG G8 ThinQ」を発表。世界最大級の通信関連展示会「MWC19 Barcelona」前日に開催した同社の新製品発表会で実機をお披露目した。
「LG V50 ThinQ」は、同社が提供する最初の5G通信対応機で、19.5:9の6.4インチOLEDディスプレイ(3,120×1,440)を搭載したスマートフォン。ASUSのゲーミングスマホ「ROG Phone」のように、6.2インチのOLEDディスプレイ(2,160×1,080)をアクセサリとして用意し、装着すると2画面スマホとして利用できる。片側に地図、もう片側に行き方を表示するといった普段使いのほか、片側にゲーム画面、もう片側にコントローラを表示するなどゲーミング用途も想定されている。
背面には、16MP超広角/12MP標準/12MP望遠のカメラ3基と指紋センサーを備え、前面にも8MP標準/5MP広角の2基のカメラを搭載(計5カメラの構成)。プロセッサには、4G/5G通信が可能なQualcommのSnapdragon 855を採用する。機能面では、IP68防水・防塵、顔認証、指紋認証などに対応。本体サイズは159.2×76.1×8.3mm、重さは183gとなっている。
「LG G8 ThinQ」は手のひら静脈認証機能を搭載し、手のひらをかざすことでロック解除できる6.1インチスマートフォン。同社はスマートフォンへの手のひら静脈認証について世界初をうたい、高い安全性をアピールするほか、料理やドライブ時など、スマートフォンに手が触れられないときに指紋認証より役立つとしている。
前面カメラに赤外線センサーを搭載し、奥行きを検知できる「Z Camera」を搭載。このZ Cameraにより、前面カメラで静脈認証のほか、手のひらを使ったジェスチャ操作でアプリの起動や音量調整、動画再生などが行える。操作できるアプリはユーザー側で設定可能。
カメラ構成は、背面に16MP超広角/12MP標準の2基(韓国では12MP望遠も搭載した3基カメラのモデルも用意される)、そして前面に8MP標準カメラ1基を備える。ディスプレイはOLEDで、解像度は3,120×1,440。
LG G8 ThinQには兄弟機として「LG G8s ThinQ」が用意されている。こちらは6.2インチ画面(2,248×1,080)となり、背面カメラに12MP望遠が標準で追加され3基になったり、microSDスロットが省かれたりするなど、一部仕様が異なる。
「LG V50 ThinQ」と「LG G8 ThinQ」の詳細は別途レポートする予定だ。