お笑いタレントの今田耕司と東野幸治がMCを務めるAmazonプライム・ビデオのオリジナルバラエティシリーズ『今田×東野のカリギュラ』シーズン1のDVDが、2月27日に発売される。このたび、東野が取材に応じ、同番組の魅力やロケのエピソードを語った。
マニアックすぎて視聴率が見込めない、コンプライアンス的にNG・・・など、地上波放送では実現しづらい企画を取り上げていく同番組。「カリギュラ」とは、「禁止されるほど試してみたくなる心理現象」を意味する。DVDでは、「東野狩猟企画」「詐欺選手権」「自作自演やらせドッキリ」をメインに収録している。
「東野狩猟企画」は、かねてから狩猟をしたいという願望を持っていた東野が、プロから狩猟を学ぶ企画で、「生きるとは何か?」に本気で向き合うドキュメント。鹿と猪の狩りを体験した東野は「昔からやりたかった狩りをやらせていただきました。『東野・岡村の旅猿~プライベートでごめんなさい~』(日本テレビ)で岡村(隆史)くんに『狩りせえへんか』って提案して断られ、眠っていた企画を無事にやることができました」と、念願の企画実現を喜んだ。
そして、「人を見るとなんとなく内臓ってああなってるんだなってわかるようになり、美人とかブスとかどうでもええというか、そんなに見た目って大事じゃないなって」と、狩猟後の変化を告白。「2カ月目くらいからやっぱり美人がええなって」と加えて笑いを誘った。また、「DVDが売れるとシーズン3ができて、いよいよ最終決戦の熊に行けるので、どうか買っていただく! ぜひ見てほしいです」とアピールした。
「自作自演やらせドッキリ」は、テレビの規制が厳しくなって昔のような過激なドッキリができない今、芸人たちが自らドッキリを考えて引っかかるというもの。東野は「この人こんなことしたいんやなとか、その人のバックボーンが見えてきて感慨深かったり、スケールが大きかったり、面白かったです」と楽しんだようだ。
そのドッキリを見て、規制が緩かった時代の『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ)などでの過激なドッキリを懐かしく思ったという東野だが、今の時代にすっかり慣れて自分自身でブレーキがかかるという。そんな今の地上波に不満はあるか尋ねると、「なんら不満はない」と即答。「時代の流れなので抗う必要もないし、僕が25歳くらいだったら抗いますけど、51歳ですから。僕はもうヘコヘコしていきます(笑)」と語った。
さらに、同番組に出演しているメンバーで、『M-1グランプリ2018』で審査員を務めた上沼恵美子への暴言で批判を浴びたとろサーモン・久保田かずのぶにも言及。「あいつが一番シーズン3を待ち望んでいると思う」と言い、「シーズン1、2では、『もう出たくない』『お前らめちゃくちゃや』って言うてましたけど、今でもその口がきけますかって聞きたいです。シーズン3があったら断りますか? あなた大変らしいですねって(笑)」と愛ある後輩イジリで笑いを誘った。
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