MAPは2月22日、同社及びグループ会社の日本若者転職支援センターで実施したアンケート結果から、20代の転職意識についてまとめたものを発表した。調査期間は2018年7月~12月、調査対象はMAPグループ転職支援サービス登録者の20~29歳、有効回答は1,080人。
転職を考えたきっかけを尋ねると、「他にやりたい仕事があるから」が最も多く22.0%。次いで「給料に不満がある」が17.6%、「会社の将来が不安」が14.9%、「労働時間に不満」が14.2%、「職場の人間関係など悩み」が9.3%、「会社都合の退職」が4.6%と続いた。
同調査では、待遇面や労働時間、人間関係の悩みなどが転職を考えるきっかけとなる一方、「仕事内容そのものを第一に考える人が多いことがうかがえる」と推測している。
仕事や会社に求めるものは、「仕事のやりがいや面白さ」が27.5%でトップ。以下、「給与・福利厚生などの待遇面」が23.2%、「休日、残業時間などの時間的条件面」が18.8%と続き、ここでも「条件よりもやりがいで仕事を選びたい」という声が多い結果となた。
現在の年収を聞くと、「250万円以下」が27.8%と一番多く、次いで「251万円~299万円」が21.6%、「300万円~349万円」が19.5%との順に。一方、希望する年収については、「300万円~349万円」が39.5%で最多となった。
また「年収が多少下がっても希望する仕事に就きたい」(27歳女性・正社員)、「年収アップよりも休暇や残業など時間的な条件を重視したい」(28歳女性・正社員)といった声もみられた。