NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所はこのほど、「スマホのマナー(歩きスマホ)に関するレポート」を発表した。調査は2018年3月、全国の15~79歳男女を対象に実施。性別・年齢・都道府県で割付を行い、6,000サンプルを回収した。

  • 他人の歩きスマホでぶつかった経験(n=6,000)

他人の歩きスマホにぶつかった経験がある人は、全体の2割。自身の歩きスマホの有無による差異はほとんど見られなかった。

  • 他人の歩きスマホにぶつかった経験--自身の歩きスマホの有無別

それ以外の関係で、歩きスマホにぶつかった経験はあるのか、「主な移動手段」と「都市規模別」に考察した。主な移動手段が「鉄道・電車」の人は3割と高い水準ではあるが、「自家用車」の人も1割強、経験している。

都市規模別に見ても、移動手段と少し相関はあるが、大都市ほど高い傾向はみられるが、地方部においても、1割を下回ることはない。

  • 他人の歩きスマホにぶつかった経験--主な移動手段別(n=6,000)

  • 他人の歩きスマホにぶつかった経験--都市規模別(n=6,000)

同研究所では、「歩きスマホによる危険の問題は、皆に関係する課題」と結論づけている。