1995年4月から2008年9月まで13年半にわたって放送されたMBS/TBS系『世界ウルルン滞在記』が、10年ぶりにスペシャル番組として復活。3月24日に『世界ウルルン滞在紀SP』(21:00~22:48)として放送され、俳優の竹内涼真が旅人として出演する。
13年半の歴史の中で、600人以上の旅人たちが100を超える国や地域へ旅をし、ホームステイを通してそこにある“暮らし”を体験、“家族の内側”から世界の在り方を伝えてきた。「出会ウ・見ル・泊まル・体験(タイケン)」という言葉から生まれたタイトルの“ウルルン”は、別れの涙のシーンともあいまって多くの人々に親しまれた。さらに、番組は若手俳優たちの登竜門としても注目された。
そんな“ウルルン”が、スペシャル番組として布陣も新たに復活し、竹内涼真が“ウルルンの旅”へ。小さい頃から「イルカになりたい」と話していたほど大のイルカ好きだという竹内は、ミャンマーに数百年前から続くイルカとともに行う伝統漁があると聞き、「絶対にやってみたい」と漁師のウー・サン・ルインさんの元を訪ねる。7人家族のルインさん一家にホームステイしながら、お父さんから網の扱い方などを習って腕が痛くなるまで練習する竹内だが、念願のイルカとの漁を体験できるのか? また、後継者問題や違法漁、イルカの減少などの問題を知った竹内は、自分なりに考えて家族を励まそうと奮闘する。
スタジオには、ニューフェイスも登場。MCには、ウルルンを見守り続けてき“Mr.ウルルン”こと徳光和夫に加え、バナナマンの設楽統が新たに参加する。さらに多彩なゲスト陣とともに、過去にウルルンに出演し巣立っていった人気俳優やタレントたちが集結し、当時の旅の思い出を振り返る。懐かしいホストファミリーからはビデオレターも。「○○に出会った~」でおなじみの下條アトムのナレーションや、懐かしいあの音楽はそのままに、“新たなウルルン”を届ける。
竹内は「『世界ウルルン滞在記』は子供の頃見ていた番組だったので、スペシャルで復活するというお話をいただいた時はワクワクとドキドキでいっぱいでした」と心境を明かし、「今回僕はミャンマーのミッカンジー村というところに行かせていただき、村の人たちが昔から伝統として守り続けている、イルカとの漁を体験してきました。滞在5日間という短い期間でしたが、僕が出発の時に思い描いていたことの何倍もの経験を得ることができたと思います。人のあたたかさ、優しさなど、簡単には言葉で言い表せないほどすごく大事なものがそこにはありました。オンエア、絶対に楽しんで頂けると思いますのでぜひ楽しみにお待ちください」とコメント。
チーフプロデューサーの上野大介氏は「番組終了から10年、若者たちはまた旅に出る…昔ウルルンを見てくださっていた方にも、ウルルンを見たことがないという若い世代の方たちにも是非見ていただきたいと思います。竹内涼真さんがホームステイを通して人々の暮らしを体験し、“世界の今”を伝えます。スタジオも新たな顔ぶれ満載でお送りする『世界ウルルン滞在記SP』にご期待ください」と呼びかけている。
(C)MBS