カラダノートはこのほど、同社が運営するメディア「カラダノートママびより」のユーザーを対象に、幼児教育・保育無償化に関する意識調査を実施した。調査期間は2019年2月8日〜2月12日で、有効回答数は976。
本年10月から「幼児教育・保育の無償化」が実施される。そこで現在育児中の母親を対象にアンケート調査を行った結果、「幼児教育・保育の無償化」に「賛成」は63.2%、「反対」が10.8%、「どちらでもない」は26.0%だった。
「賛成」と回答した理由については、「家計の負担が減るから」が63.8%で最も多かった。一方、「反対」または「どちらでもない」と回答した理由を見ると、「保育士の待遇をあげて保育士不足・待機児童の解消に注力すべき」が39.8%で最も多かった。
また、「反対」または「どちらでもない」と回答した母親の45.2%が、無償化以外に必要な支援は「保育園入園のための環境整備」と感じていることがわかった。
「幼保無償化の分の費用を使って保育士の待遇をよくしたり、保育園を増やして待機児童をなくすことが子育ての最大の支援につながる」や、「無償化は金銭的に助かるが、そもそも入園できないと無償化の恩恵は受けられない」という声も聞かれた。
さらに、「保育士への待遇・待機児童問題の解消よりも『保育料の無償化』が先に実施された事に違和感を感じた。」という声もあった。