JR東海は20日、リニア・鉄道館の今春のイベント開催について発表した。企画展「東海道新幹線の進化 ~100系新幹線のデビューと果たした役割~」をはじめ、鉄道に活用される技術やこれまでの経験を踏まえた車両の変遷に関するガイドツアーなど、さまざまなイベントを開催する。
企画展「東海道新幹線の進化 ~100系新幹線のデビューと果たした役割~」は3月20日から9月23日まで開催。1985(昭和60)年10月1日に0系のモデルチェンジ車両としてデビューし、国鉄からJR東海へと受け継がれ、時代を駆け抜けた100系新幹線電車の活躍と功績について、貴重な資料やパネル等を用いて紹介する。
ガイドツアーは、初開催となる「バネの働きと電車の乗り心地ガイドツアー」「鉄道車両の塗装の変遷ガイドツアー」、パノラマ車の「クロ381形式電車 車内特別ガイドツアー」など、さまざまな催しが予定されている。
「バネの働きと電車の乗り心地ガイドツアー」では、バネが電車のどの部分に使用され、バネによってどのように安全・快適な電車へと進化してきたかをスタッフが解説する。3月21日から4月7日まで(3月22・28・29日を除く)、毎日13時から約30分間行われ、参加は先着順で、各回15名程度とされている。
「鉄道車両の塗装の変遷ガイドツアー」では、さまざまな鉄道車両の塗装の目的や、色が決まった経緯などについてスタッフが解説する。4月13~30日(4月21日は除く)と6月1~30日の土休日13時から約30分間行われ、参加は先着順で、各回15名程度とされている。
「クロ381形式電車 車内特別ガイドツアー」では、特急「しなの」の魅力向上のため生まれたパノラマ車、クロ381形式電車の車内を特別に公開。車内にてスタッフが解説する。5月1~26日の土休日、13時から約30分間行われ、参加は先着順で、各回10名程度とされている。
その他、車両に記された文字や数字の秘密をスタッフが解説する「鉄道の標記ガイドツアー」、現役の乗務員・パーサー・車両所社員らが普段の仕事を紹介する「お仕事紹介」、普段は入れない新幹線の運転台を公開し、こども向け記念撮影も実施する「新幹線運転台公開(記念撮影)」など、数多くの展示やイベントが予定されている。