日々のランチ、何を食べたらいいか迷うことはありませんか? 今回は、楽しくランチをしながら体調も一緒に整える方法をご紹介します。
体の巡りを大切にする「東洋思想」
西洋医学は、しっかりとした診断名がつき、不具合の原因がはっきりしているものについてはとても有効な場合が多いのです。しかし、なんとなくしんどい、だるい、元気がでない……などの病気とも言いがたい症状については、私たちが本来持っている免疫力をアップさせ、ゆっくりと体の中から整える東洋医学もおすすめです。自然のリズムに従いエネルギーを循環させてバランスをとる「東洋思想」は、心身の状態を整える考え方があり、風水、鍼灸、漢方、薬膳などの根本原理ともなっています。
自然のリズムを大切にする陰陽とは?
地球上のものはすべて「陰」と「陽」に大別することができるとされているのが、陰陽説です。例えば、天と地、昼と夜、男性と女性。それぞれ対照的なようですが、明けない夜はないというように両者は循環しています。詳しくは、「風水でよく言う『陰』と『陽』って結局何なの?」から。
「陽」が体内で過剰となると、暑くなり喉が渇くなどの症状が出現します。「陰」が体内で過剰となると、手足の冷えや悪寒などの症状となります。陰陽のバランスがとれ健康な状態は、陰平陽秘(いんへいようひ)といいます。
「食」で整える陰陽、五性とは?
食材には体を温める性質と冷やす性質があり、これを「五性」といいます。内臓が活発になって血の巡りが良くなり、新陳代謝を上げるといった体を温める作用には「熱性」と「温性」があります。「熱性」は、「温性」よりも強い作用を持ちます。
体を冷やして潤いを与え、余分な熱を取り、便通をよくする作用には「寒性」と「涼性」があります。「寒性」は、「涼性」よりも強い作用を持ちます。そして残る一つとして、体を温めるでも冷やすでもなく穏やかに作用するため、毎日気にすることなく食べられる「平性」があります。
冷えを感じる場合は温める食材、暑さを感じる時は体を冷やす食材をというように、体調に合わせて食材を選ぶことにより、体内バランスをとることができます。五性を象徴する食材には、以下のようなものがあります。
熱性:唐辛子、からし、胡椒など
温性:かぼちゃ、くるみ、たまねぎ、桃、鶏肉、しょうが、ねぎ、あじ、まぐろなど
平性:白米、玄米、じゃがいも、きゃべつ、牛肉、豚肉、かつお、さんま、りんごなど
涼性:そば、豆腐、なす、レタス、セロリ、だいこん、たこ、いちごなど
寒性:わかめ、あさり、しじみ、かに、きゅうり、ゴーヤ、バナナ、メロンなど
「医食同源」ともいわれるように、食は健康を保つ上でとても大切です。食事で陰陽のバランスをとり、病気になる前にセルフコントロールしましょう。
執筆者プロフィール:月香(つきか)
ハート占い1to1、ハートスクール1to1主宰。 幼い頃よりさまざま体験を通じて、目には見えない何か不思議な力が存在していることに気づく。スピリチュアルカウンセラーとして、風水や四柱推命、霊視をしながら、たくさんの方々を鑑定。人は誰でも最良の選択をすることで、幸せを引きよせることができると実感する。 スクールでは、占い師、セラピスト、スピリチュアルカウンセラー、ヒーラーを養成。モータースポーツにも従事。レーシングチーム、Team Sky Lightに所属。