俳優の井浦新が主演したカンテレ・フジテレビ系スペシャルドラマ『BRIDGE はじまりは1995.1.17神戸』(1月15日放送)が、ギャラクシー賞のテレビ部門1月度月間賞を受賞した。

『BRIDGE はじまりは1995.1.17神戸』主演の井浦新

阪神・淡路大震災で、線路ごと崩壊したJR六甲道駅をわずか74日で復旧させた男たちの実話をもとに描かれた同作。同賞では「記録係として手伝うことになった野村周平演じる青年の葛藤が、現代と過去にわたって描かれている。ふたつの時代と、世代を繋ぐ構成があったことで、より伝わってくるものがあった」と評価している。

また、ABCテレビから2番組が受賞。『M-1グランプリ』で優勝した霜降り明星や他のファイナリストを過去の出場から追った『M-1グランプリ アナザーストーリー あの日、人生が変わった』(12月27日放送)には「いずれの組もデビュー当時からの予選敗退シーンなどを含め映像が残されている強みをいかし、その思いや取り組み方の変遷が“顔”の変化とともによくあらわれていた。お笑いの世界だけではとどまらない秀逸な青春ストーリー」と講評。

『相席食堂「有名人が生まれ故郷に凱旋SP」』(1月6日放送)には「村上ショージと内藤大助が帰郷し、墓参りなどをしている光景に大悟も目を潤ませるという、この番組らしからぬ展開。だが、そんな中でも確実に千鳥が面白いポイントを拾ってくれるという信頼感があるからこそ最後まで見ることができる。実際、この番組らしく、どんなVTRでも千鳥が面白く仕上げてくれることを証明していた」と評した。

ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が1963年に創設した、優秀番組・個人・団体を顕彰するもの。1月度は他にも『プロフェッショナル 仕事の流儀「皿を割れ、ふるさとのために~地方公務員・くまモン~」』(1月14日放送)が受賞している。