オレンジページくらし予報は2月19日、「更年期」に関する調査結果を発表した。調査は2018年12月7日~11日、国内在住の30歳以上の女性を対象にインターネットで行われた。有効回答数は1,138名。
調査によると、現在、更年期症状を感じている人の割合は38.4%。最もつらかった・重かった症状を聞いたところ、「ほてる、のぼせる(ホットフラッシュ)」(33.2%)がトップに。以下、「肩こり・腰痛・背中の痛み」(19.2%)、「体が重い、倦怠感がある」(18.9%)、「イライラ」(18.5%)、「発汗異常」(17.5%)、「頭痛、頭が重い」(16.2%)と続いた。
「更年期症状がつらかった」と回答した人の割合を性格別にみると、自分は「まじめで、つい頑張りすぎる」という女性の56.1%がつらかったと回答しているのに対し、そうではない性格の女性は38.7%という結果に。
また、自分は「心配性で、あれこれ気になってしまう」という性格の女性の57.6%がつらかったのに対し、そうではない性格の人は32.4%となり、まじめな性格や、心配性な女性の方が、更年期症状をよりつらく感じる傾向がうかがえた。
続いて、更年期に対する治療や対策について調査したところ、58.4%の女性が「治療や対策をしなかった」と回答。何らかの治療や対策を取り入れた人は、「食生活の見直し、工夫(大豆食品をとるなど)」(27.9%)や「ウォーキングや運動で体を動かす」(25.4%)、「漢方薬の服用」(21.2%)を行った人が多かった。
更年期経験者からは、「恥ずかしいですが、1日1回の病院の薬で、今楽に暮らせています。これで1カ月楽に暮らせるなら、飲まない、という選択肢はない」(50代・パート)、「ともかく『自分ファーストでいましょう』というのがご自身も経験者の婦人科の先生からの言葉です。料理したくなかったらスーパーのお総菜やありあわせですませればいいし、お掃除も一時的なら外注しても」(50代・専業主婦)、「まずは、婦人科など更年期専門の病院を訪ねるのがよい方法だと思います」(60代・専業主婦)といった声が寄せられた。