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【この記事のエキスパート】
文房具ライター:きだて たく
最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。
極端な悪筆と工作下手がコンプレックスゆえに自分を助けてくれる便利な文房具を探し求め続けており、その活動の結果得られた情報を雑誌・WEBなどの媒体で公開している。
文房具に関する著書多数。近著には『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(共著 スモール出版)がある。
文房具ライターのきだて たくさんに、ホワイトボードマーカーの選び方とおすすめ商品を教えてもらいました。細字・中字・太字など芯の太さの違いだけでなく、インク貯蔵や交換方式の違いによりさまざまなタイプが発売されているので、ぜひ、最後までチェックしてみてくださいね。
文房具ライターに聞いた!
ホワイトボードマーカーの選び方
文房具ライターのきだて たくさんに、ホワイトボードマーカーを選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。
【1】芯の太さ
【2】タイプ
【3】詰め替えの可否
【4】カラー
一見すると全部同じようなものに見えてしまいますが、実は作りやサイズなど種類は豊富です。ぜひぴったりの商品を見つける参考にしてください。
【1】ボードに合った芯の太さは20文字書いて確認
【エキスパートのコメント】
ホワイトボードマーカーというと「職場でまとめ買いしてあるものをなんとなく使っている」という人がほとんどだと思います。とくにこだわりがなければそれでも充分ですが、せめて芯の太さだけでも用途に合わせて使い分けると書きやすいでしょう。
芯の太さは基本的に細字・中字・太字があります。だいたいホワイトボードの横方向いっぱいに20文字ぐらい書いて読みやすく感じるのが最適な太さといわれています。
目安となるのは、伝言用のボードならば細~中字、一般的な会議室のボードなら中字~太字です。
【2】中綿式と直液式、どっちがおすすめ?
【エキスパートのコメント】
マーカーの軸に「中綿式」や「直液式」と記載されているのを見た覚えはありませんか? これはインクの貯蔵法の違いに関する表記です。
中綿式は軸内にインクを含んだ綿が詰まっており、ここからペン先にインクが伝わって書けるようになっています。直液式は文字通り液体のインクが入っているものです。直液式の方が価格はやや高めですが、インクがダイレクトにペン先に流れる構造なので、インクを最後まで使い切りやすいのがメリット。
インク残量が見えるパッケージになっている製品を選ぶと、「あれ? ちょっと字がかすれるけどもう捨てどきかな?」というタイミングも判断がしやすくなります。
気になる文字のかすれ対策
【エキスパートのコメント】
文字を書こうとしたらペン先チップが乾いてインクが出ない……ホワイトボードマーカーを使ううえで気になる瞬間のひとつでしょう。ホワイトボードマーカーはキャップを閉め忘れると溶剤がすぐに揮発してかすれてしまいます。
そんなときは、ノック式のマーカーを試してみてください。ワンノックでペン先が簡単に出し入れできるので、キャップの閉め忘れがありません。収納するときにはシャッター機構でインクの揮発を防ぎます。
また、特殊成分配合のインクで、キャップを開けたまま3日間放置してもペン先が乾かないタイプもあります。ちなみにホワイトボードマーカーは立て置きすると、インクの顔料成分がペン先で沈殿して目詰まりしてかすれの原因となります。保管は絶対に横置きにしましょう。
【3】インクは補充・詰め替えができるものを
【エキスパートのコメント】
安価なホワイトボードマーカーは使い切りタイプも多いですが、エコの面を考えると、やはりインク補充ができる製品の方がいいように思います。
軸内部のインク供給部ごと取り替えるカートリッジ式や、替えインクボトルから注ぎ込むものなど詰め替え方法はさまざまです。コストをおさえるならボトルから詰め替えるタイプがいいですが、カートリッジは手軽に交換できるのがメリットです。
インクを詰め替えるタイミングがきたら、一緒にペン芯も交換してみてください。使い続けた古いペン芯は目詰まりしやすいので、せっかくインクを替えたのに書けないといったことがなくなります。
【4】イラストやメッセージにぴったりなカラーバリエーション
文字を書く場合は、黒・赤・青を中心に使うことが多いですが、カラフルなイラストを描く場合は物足りないことも。
メニューボードや、お祝いなどのメッセージボードなど、ホワイトボードにイラストやメッセージを目立たせる場合は色彩がポイントです。黒だけで描くよりも、複数色のマーカーを使った方が華やかになります。ホワイトボードマーカーには、かわいいカラーがたくさんあるのでチェックしてみましょう。
たとえば、お店で日替わりメニュー用にホワイトボードを使うときは、文字だけでなくおいしそうに見えるカラフルなイラストを添えるといいでしょう。友人のお祝いでホワイトボードに寄せ書きなどするときは、書いた人によって色分けしていると見やすくなります。
青や赤などの定番カラー以外に選ぶなら、ピンクやグリーンなどが発色がきれいです。蛍光色はポップな印象に仕上がります。好きな色だけをプラスするなら単品売りしているものを選びましょう。多くのカラーを使う場合は、人気色がセットになった商品もおすすめ。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)