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【この記事のエキスパート】
アウトドア&旅ライター・編集者:大森 弘恵
オートキャンプ雑誌、アウトドア雑誌の編集部を経て、フリーランスに。
現在はアウトドア(おもにキャンプとウインターアクティビティ、野外料理)、旅をテーマに雑誌やWEBマガジンで活動。
趣味は30年ほど前からはじめた国内外でのオフロード・ツーリング&キャンプ。最近、ハンモック泊の心地よさに感激。
薪や枝を燃やして火をおこすウッドストーブ。お湯を沸かしたり調理をしたり、焚き火台代わりとして利用するのもありです。折りたためるものやコンパクトなものが多く、ソロキャンパーに人気です。そこで本記事では、ウッドストーブの種類や選び方おすすめ商品を紹介します。
ウッドストーブとは
ウッドストーブとは、キャンプ場など、その場に落ちている枯葉や枝などを燃料にして火をつけることができるストーブのこと。
小型なモデルから大型のモデルまで、様々な種類があり、ソロキャンプや通常のキャンプでとても重宝するアイテムです。また、機種によってはグリルとして使用でき、料理やコーヒーを入れるためのお湯も作れます。
ウッドストーブの仕組みは?
ウッドストーブには、二重構造になっていて、二次燃焼を起こして強い火をおこすことができるモデルもあります。二次燃焼とは、煙となった可燃ガスと高温の空気によって再燃焼させることで、効率よく燃やすことができるように作られています。
少ない燃料で、強い火力を発揮できるのがメリットです。
ウッドストーブと焚き火台の違いは?
ウッドストーブと焚き火台の大きな違いは、焚き火台は事前に用意した燃料を使用するのに対し、ウッドストーブは、その場に落ちている枯葉や枝などを現地調達して火をつけることができます。
どちらかというと、焚き火台は火を楽しむもので、ウッドストーブは火をおこして調理にも使えます。鍋のサイズによりますが、焚き火台よりも効率よく燃焼、鍋底全体に熱を集中させることができます。
ウッドストーブの種類
ウッドストーブには、大きく分けて「円筒型」「箱型」の2種類があります。それぞれの特徴を一つひとつ解説していきます。
円筒型|効率的に火力を維持できる!
円筒型は、円柱の形をしたタイプのウッドストーブ。
設置時の安定感があり、組み立てが簡単なのが魅力です。さらに、火が消えにくい二重構造となっており、枯葉や枝を入れて火をつけると、早く、強い火力になります。そのため、料理やお湯の沸騰にも最適になるのです。
箱型|コンパクトで持ち運びに便利!
箱型は、四角の形をしたタイプのウッドストーブ。
組み立て型と折りたたみ型の2種類があり、大きめの枝や薪を入れられるため、強い火力を維持できるのが魅力です。さらに、仕舞うとコンパクトになるため、持ち運びも便利です。
組み立てタイプは、3面以上のパネルを組み合わせるため、慣れが必要。一方、折りたたみタイプは効果ですが、ワンタッチで組み立てができるため便利といった特徴があります。
ウッドストーブの選び方
それでは、ウッドストーブの基本的な選び方を見ていきましょう。
【1】素材
【2】人数に合わせてサイズを選ぶ
【3】対応する燃料の種類
【4】燃料の補給口
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】素材をチェック
ウッドストーブには、面倒なメンテナンスがほぼ不要のステンレス製、素材が変形しにくいチタン製の2種類があります。どちらもサビに強いという特徴がありますが、それぞれに特徴があります。一つひとつ解説いたします。
ステンレス製|錆びにくく、強度が高い
キッチン用品などにも多く使われているステンレスの最大の特徴は、サビに強いという点です。アウトドア初心者でも安心な面倒なメンテナンスはほとんど不要で、じゅうぶんな強度も確保された万能タイプといえるでしょう。
一方で、ほかの金属に比べてストーブからの熱量が低く、暖房の性能としてはやや劣ります。また、熱が加えられることによってステンレス自体が変形しやすいという面も。
ステンレス素材のウッドストーブは、それほど高い頻度では利用しないものの、1台は持っておきたいという方に向いています。
チタン製|軽量で、熱に強い
ステンレスに対して比較対象となりやすい素材がチタンです。ステンレスと比べて軽量で熱にも強く、素材が変形しにくい点もポイントといえるでしょう。また、ステンレスと同様にサビに強く、ほぼメンテナンスフリーで利用できます。
ステンレスの弱点を克服した素材ともいえるチタン素材ですが、ステンレス製よりも高価格帯です。とはいえ、数千円程度の差のものがほとんどであるため、総合的に考えてコストパフォーマンスは高い素材といえるでしょう。
【2】人数に合わせてサイズを選ぶ
ウッドストーブにはさまざまな大きさがありますが、人数に合わせて大きさを選びましょう。
15cm四方のコンパクトなサイズはソロキャンプにぴったり。20cm四方なら2~3人で、30cm四方のものは4~5人で使用するのがおすすめです。
【3】対応する燃料の種類をチェック
ウッドストーブとはその名のとおり、木の枝や枯れ葉などを燃料として使用するものです。しかし、周囲から木の枝などを調達できない場合、ほかの燃料でも使用できると安心です。
そのため、新聞紙など対応している燃料が豊富なウッドストーブを選びましょう。
ちなみに、固体燃料に対応しているウッドストーブを選ぶ場合は、燃料を安定させるための置き皿が付属しているかも含めて確認しておきましょう。
【4】燃料の補給口をチェック
ウッドストーブは落ち葉や小枝などを燃料とします。そのため、着火はスピーディーですが、太くて長い薪に比べて燃え尽きる時間も早くなります。
また、クッカーを載せた状態で補給しやすいかは大きなポイントです。
下部に大きな窓が開いているものは小枝が外に落ちやすい危険はありますが、長めの薪をくべておけるというメリットがあります。
二次燃焼タイプはその構造上、どうしても上部からの燃料補給となります。長い枝を燃やすとクッカーに干渉しやすいので、使用するクッカーのサイズに注意しましょう。
キャンプライターからアドバイス
ウッドストーブの使用場所にはじゅうぶん注意を
【エキスパートのコメント】
スタンドの有無にかかわらず、ウッドストーブは火床と地面が近く、地面に熱が伝わりやすいため、耐熱テーブルやブロックの上で使うなど、使用場所には注意が必要になります。
また、ソロキャンプならコンパクトなものを選びたくなりますが、あまりに小さいウッドストーブは目を離した隙に火力が落ちてしまいます。
ただ炎を眺めるだけなら小ささ優先でいいですが、湯を沸かしたうえで、かんたんな炒めものをするなら、ある程度大きいほうが扱いやすくなります。
ただし、現地で手に入る木を燃料とするのではなく、アルコールストーブのゴトクや風防として使う、または成形炭がメインなら火力は安定するのでコンパクトなウッドストーブでも満足できるでしょう。
人気メーカー・ブランドの特徴
ここでは、ウッドストーブを販売する人気メーカー・ブランドの特徴について解説いたします。ぜひ参考にしてください。
ソロストーブ(Solo Stove)
ソロストーブは、アメリカに本社を置くストーブのメーカー。
ストーブの製品のそれぞれは、軽量で耐久性が高いことが特徴。展開する「ソロストーブシリーズ」では、幅広いモデルを販売し、日本のみならず、世界的に有名です。
マックスブースト(Maxboost)
マックスブーストは、日本に本社を置くアウトドアブランド。
製品の素材にこだわり、安価で質の高い製品を提供することをコンセプトに、「フォールディングウッドストーブ」などの人気製品を生み出しています。長く、しっかり使える製品が数多くあり、アウトドアファンに根強い人気を誇っています。
バーゴ(VARGO)
バーゴは、アメリカでアウトドアギアをはじめとした製品を展開するアウトドアメーカー。
ウッドストーブについては、軽量でオリジナリティのあるデザインが魅力。組み立て式の六角形のウッドストーブは、使い勝手もよく、デザインもおしゃれなため、アウトドアファンにとても人気です。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)