女優の土屋太鳳とアイドルグループ・ももいろクローバーZの百田夏菜子が19日、都内で行われた読売テレビ・日本テレビ系スペシャルドラマ『約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~』(22日21:00~22:54)の完成披露試写会に登場。仲良すぎる関係を、共演の向井理、佐々部清監督から感心された。
1970年代に放送され多くのスターを輩出した伝説のオーディション番組『全日本歌謡選手権』に、歌手になることを夢見てに出場する、土屋と百田演じる女性の奮闘と成長を描く同作。土屋は「一緒に組んでくださった夏菜子ちゃんが本当に心強い存在だったので、本当に心から感謝してます」と話した。
対する百田も「太鳳ちゃんといるとすごく楽しい」といい、「(撮影中)毎日一緒にいるんですけど、一緒にいない時間も連絡を取り合って、自分だけのシーンのときも太鳳ちゃんのことと(土屋が演じる)翼ちゃんのことを思いながら撮っていました。ずっと気持ちが通じ合ってたなと思います」と、思いの深さを伺わせた。
劇中の振り付けは、2人で考えながら決めたそう。土屋は「やっぱり夏菜子ちゃんは、今まですごいたくさんの方々に歌を届けてらっしゃるので、曲が流れた瞬間にスイッチが入って魅力がよりパーンと出るんです。尊敬するなあってあらためて思いました」と、アイドル歌手の本領を見た感想を述べた。
そんな土屋と百田を見て、2人の人生を動かしていく元歌手役を演じる向井は「本当にずっと2人で仲良くお話をされていて、全く僕は会話に入れなかった(笑)。でも、ワイワイやってました。年の離れた妹のようで見守っていました」とのこと。佐々部監督は「『本番!』って言うまでずっとしゃべってるから、何回か『うるせー!てめぇら!!』って叫びたくなった瞬間もあったんですけど、その親密感が画に出るんだろうなと思うと、そこで『うるせー!』は我慢しながら、台本を噛んでました(笑)」と、黙認していたことを語った。
最後に、締めの挨拶を振られた土屋は「あの、最初のあいさつで『見ていただいて、いかがでしたか?』って言うのを忘れてまして、今聞いてもいいですか?(笑)」と尋ね、あらためて「いかがでしたでしょうか?(笑)」と呼びかけ。観客席からは大きな拍手が送られ、土屋は満面の笑みを見せながら、「70年代の歌の魅力がたくさん詰まった熱い作品になっております。幅広い世代の方々に共感していただける作品になっておりますので、ぜひ歌いながら楽しんで見ていただいたらうれしいです」とアピールしていた。