女優の木村多江と田中道子が、きょう19日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『後妻業』(毎週火曜21:00~)の第5話で、修羅場シーンを繰り広げる。
前週の放送で内縁の夫・司郎(長谷川朝晴)と絵美里(田中)が事務所のソファで絡み合っているのを目撃した朋美(木村多江)。第5話では、朋美がそんなゲス不倫の現場に使われたソファを廃棄するが、その様子を見た絵美里は「私、結構気に入ってたんですよ。先に言ってくれたら、引き取ったんですけどぉ」とライバル心をむき出しにする。
それに対して、朋美は「あなたって、なんでも人の物をもらいたがるのね」と、女2人が真っ向勝負を挑み、一触即発の事態に。共に負けず嫌いな2人による、設計事務所内で司郎をめぐる女のバトルが新たに始まり、修羅場となる。
このシーンについて、木村多江は「(田中)道子ちゃんが朋美に対してとげのある感じで演じていたのでやりやすかったです。道子ちゃんが出すとげに、私もとげで対抗するような感じでした。朋美が小夜子(木村佳乃)と衝突するのは、互いに関係を作っていく友好的なものを感じるのですが、絵美里との衝突は“オンナ”を意識して最初から敵対心を抱くことから、心を鷲づかみにされているような感覚」と話す。
一方で、「私が男で司郎さんの立場だったら絵美里みたいなミニスカートをはいたきれいな人が来たらなびいちゃうなって納得できますけど(笑)」と、絵美里が魅力的だったようだ。
これに対し、田中は「絵美里のセリフは、朋美さんと司郎さんの関係にヒビを入れるものが多いので、2人の気持ちを逆撫でするにはどうしたらいいか、いろいろなパターンを試行錯誤しました」という。「いつも木村多江さんと長谷川さんが、リハーサルや前室で細かく役の感情の動きなどを一緒に確認してくださったおかげで、伸び伸びと役に入り込むことができました。司郎役の長谷川さんには、こういうセリフはあえてかわいく言ったほうが小悪魔感が出て男はつい従っちゃうんだよな~、という男性目線の恋愛イロハも教えてもらうことができました」と撮影の裏側を明かした。
前回、司郎の浮気現場を目撃し、家から飛び出した朋美。本多(伊原剛志)からの電話に心身ともにボロボロの朋美が「私…家には帰れない」と話すと、「…ウチで良かったら、来るか?」と優しく声をかけていたが、果たして…。
今回の第5話では、後妻業・小夜子の新たなターゲットとして、元開業医で資産家の笹島雅樹(麿赤兒)が登場。麿は「彼女(木村佳乃)の明るさにフォローしていただき、のびのびと演じさせていただきました。本当にうれしくなり、幸せな気分でおりました。コロッとダマされますよ! 一句詠んでいいです? “後妻業 じじいを救う 時もあり” いかがです?」と思わず川柳で喜びを表現してしまうほど喜んでいた。