NHK Eテレで放送中の『おかあさんといっしょ』(毎週月~土曜 8:00~8:24)の出演者交代発表会見が18日、東京・渋谷の同局で行われ、現在レギュラー出演している小林よしひさ、上原りさ、4月1日から出演する福尾誠、秋元杏月が出席した。
同番組に"体操のお兄さん"として14年間親しまれてきた小林よしひさ、7年間にわたり出演した"パント!のお姉さん"の上原りさが、3月30日の放送(スタジオ収録は3月29日で終了)をもって卒業。彼らに代わり、第12代体操のお兄さんには福尾誠、初代体操のお姉さんには秋元杏月が決定し、福尾と秋元は4月1日から同番組のレギュラーを務めることになる。
2005年4月から出演している小林は、体操のお兄さんを14年間務め、同番組では歴代最長記録。「今は率直にホッとした気持ちがあります。14年間本当に迷惑をお掛けしましたが、気持ちが切れることなく努力をし続け、体操のお兄さんを続けられてホッとしています。今回、卒業のお話を聞いた時は色んな気持ちがありましたが、やり切れた、ホッとしたという気持ちが強かったですね」と充実感。2012年4月から"パント!のお姉さん"として出演してきた上原も「この7年間は濃い充実した時間を過ごさせていただきました。色んな出会いや別れを経験させていただいて、いつか私にもこの瞬間が来ると思っていましたが、私の中ではやり切れたという思いと支えて下さったたくさんの方々に感謝の気持ちでいっぱいです」と振り返り、「こうやって新しい世代にバトンを渡すことができたことはとてもうれしく思っています。これからは一視聴者として番組のことを応援していきたいです」とエールを送った。
そんな2人からバトンを渡された福尾と秋元。福尾は「歴史ある『おかあさんといっしょ』の体操のお兄さんという大役を務めさせていただくことになり、大変嬉しく思っています。体操のお兄さんになることは長年の夢でもありましたので、この場でご報告できることが夢のようです」と信じられない様子だったが、「よしひささんはじめ、歴代のお兄さんが作ってきた歴史を学び、体操のお兄さんとして新たなページを増やすことができたらと思っています」と決意新たに。6歳から新体操の選手として13年のキャリアを持ち、コーチ経験もある秋元も「これまで携わってこられた皆さんの熱い思いを受け継いで、子どもたちとしっかり繋げるように精一杯務めていきたいと思います」と意欲を見せていた。