公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は2月15日に第30回理事会を開催し、東京2020大会オリンピック公式チケットの販売概要について発表した。

  • オリンピックチケット販売スケジュール

    オリンピックチケット販売スケジュール

同大会の公式チケットは1月30日に発表されたとおり、2019年春より全セッションの抽選申込受付開始を予定している。

  • チケットの種類

    チケットの種類

現在公表されているチケットは全6種類。「一般チケット」「車いすユーザー向けチケット」「東京2020みんなで応援チケット」の3種は、それぞれ東京2020大会公式チケット販売サイトにて購入可能となる。2020年春以降は、都内に設置予定のチケット販売所でもこれら3種を購入できるようになる見込みとのこと。

観戦チケットにラウンジでの飲食など付加価値の高いサービスがついてくる「東京2020オリンピック公式ホスピタリティパッケージ」は、特設サイトにて販売予定。

国内航空券やホテルなどが付いた観戦ツアーパッケージ「東京2020オリンピック公式観戦ツアー」は、東京2020オフィシャル旅行サービスパートナーであるKNT-CTホールディングス、JTB、東武トップツアーズの3社が販売チャネルとなる。

一般販売とは別に、全国の小中高生らを対象とした「学校連携観戦プログラム」も展開。同チケットは、東京2020組織委員会から各都道府県へ案内が送付される。

このほか、開催都市ならびにそれに準ずる会場所在地自治体、東日本大震災被災3県、ホストタウン向けのチケットプログラム企画が別途検討されているという。

  • 公式リセールサービス

    公式リセールサービス

また、チケットを購入したものの会場に行けなくなってしまったという人のために、2020年の春頃からは「公式リセールサービス」の開始も予定している。

同サービスは公式チケット販売サイト内より利用可能で、それ以外の方法でリセールすることはできない。東京2020組織委員会は、チケットの不正な転売や詐欺行為などが発生しないように、関係機関とも連携しながら啓蒙活動を行っていくとしている。

  • 2018年12月には「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」が成立し、2019年6月14日に施行される

    2018年12月には「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」が成立し、2019年6月14日に施行される