俳優の浜野謙太が、24日に放送されるTBS系日曜劇場『グッドワイフ』(毎週日曜21:00~)の第7話に、カリスマIT社長役でゲスト出演する。
常盤貴子主演の同ドラマは、リドリー・スコットが製作総指揮を務め、2009年から7年間アメリカで放送された『The Good Wife』が原作。夫(唐沢寿明)の裏切りと逮捕で人生が一変してしまった主人公・蓮見杏子(常盤)が、弁護士という仕事を通して自らの困難に果敢に立ち向かっていく姿を描く。
先週放送の第5話では、壮一郎(唐沢)の逮捕のきっかけとなった収賄事件の黒幕に大物政治家が浮上。事件の真相が今後どう明かされるのか、そして杏子(常盤)と壮一郎、多田(小泉孝太郎)の関係が今後どうなるのか、いずれも目が離せない。
2月24日放送の第7話で浜野が演じるのは、神山多田法律事務所にある映画をめぐる問題で弁護を依頼にくる剣持宏光。剣持はSNSなどを駆使して自らが広告塔となり、若くして成功を収めているカリスマIT社長だ。ある日、誰がどう観ても剣持がモデルと思われる映画が公開された。剣持を誹謗するかのような作品で、剣持は自身のイメージはおろか、会社のイメージまで一気に下がったと憤慨、名誉毀損で映画会社を訴える。
その映画のプロデューサー・二見芳郎を田中要次が演じ、さらに、前野朋哉、秋元康プロデュース「劇団4ドル50セント」劇団員の安倍乙もゲスト出演する。
浜野は、撮影を終えて「今まで演じてきた役柄でも中々こんなにぺらぺら話す役は珍しくて。台詞量という面で長かったと思ったのと、常盤さんと小泉さんと北村くんがめちゃくちゃ楽しそうにしているから(その中に)入りたかったという思いで短かったです(笑)。台詞量に押しつぶされて楽しいお話をあまり自分からできなくて。最後の方で長台詞が終わった後に安心して少し話せたのですが、ちょっと短かったですね。もう少し仲間に入りたかったです」と心境を告白。演じた剣持宏光について「(演じていく中で)剣持という人間がどんどん見えてきたので、もう一回出演させていただければ、今度はもっと剣持のキャラクターが出せると 思います(笑)」と冗談交じりに話した。
また、「とにかく頭の回転が速いので、結局剣持ショーになって周りの皆が取り込まれちゃうという力のある人です。起業家やIT社長へのイメージって、頭が良くて近寄り難いとかいろいろあると思いますが、剣持は古民家に住んでいるし柔和な感じなのでそこが意外と難しいなと思いました。表情や仕草などの按配は、監督と細かく意見をやり取りしました」と語り、「端々に『この人、気持ち悪いな』って思っていただけたらうれしいです(笑)。頭が良いのは分かるけど、細かい仕草とかが気持ち悪いなと思ってもらえたらいいなと。そう思ってもらえたら、最後の表情が生きるのかなと思います」と呼びかけている。
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