NTTドコモは2月15日、スマートフォンのSIMロック解除の受付条件を変更すると発表しました。これまで、端末を購入した本人でない限りSIMロック解除できませんでしたが、今後は中古ショップやフリマアプリなどで購入した中古品や、知人などから譲り受けた中古品でもSIMロック解除が可能となります。変更は2月20日より。

  • NTTドコモ版のスマホは、中古ショップなどで購入したものでもSIMロックが可能になる。今後、ドコモ版の中古品の価格が上昇する可能性があるほか、auやソフトバンクなどの競合キャリアにも影響を与えそうだ

SIMロック解除は、ドコモショップかWebサイト(ドコモオンライン)で手続きが可能。ドコモショップで手続きする場合、1台あたり3,000円の事務手数料がかかりますが、オンラインの場合は無料でSIMロック解除できます(dアカウントが必要)。ドコモショップで手続きする場合、1回あたり2台までの受付となります。

中古品でも無料でSIMロック解除が可能になることで、今後中古品の流通が活性化することが期待できます。一方で、中古ショップではNTTドコモのSIMロックがかかったスマートフォンやタブレットの価格が上昇することや、SIMロック解除した端末の売却時に上乗せ査定がなくなる可能性が見込まれます。