女優の山崎紘菜が、フジテレビの5夜連続ドラマ『平成物語 ~なんでもないけれど、かけがえのない瞬間~』(3月18日~22日深夜放送)に主演することが15日、明らかになった。
今作は、昨年3月に、岡山天音を主演にメインキャスト・スタッフ全員が平成生まれという布陣で放送された作品の第2弾。Twitterで4万件近いツイートが投稿され、現在市川森一脚本賞にもノミネートされている前回は「僕たちは何者になれたのだろう」という思いをテーマに、田舎から夢を抱いて上京し、恋や将来、自分自身に葛藤しながらも平成を生きた1人の青年を描いた。
今回は「平成で一番綺麗だった日」がテーマ。平成最後の日に、主人公・芽生(山崎)と最愛の人・貴大(笠松将)との突然の別れから始まり、話を重ねるごとに、時間軸がさかのぼっていくという異例の構成で、自身も平成生まれのフジテレビ編成部・橋爪駿輝氏は「キャストスタッフ全員でつくった誰にでもある等身大の物語が、視聴者の皆さまにとっても平成という時代をふり返るきっかけにつながればうれしいです」と語る。
また、芽生と貴大の知人である凛役で清水くるみが出演。村上淳、高橋和也ら実力派キャストが色を添え、第1弾主演の岡山も特別出演する。脚本の加藤拓也氏、演出の松本花奈氏も、第1弾から続投だ。
オーディションでこの役を決めた山崎は「ずっと芽生を演じたいと願っていました。ただ、その夢が叶ったのと同時に、前作に続く、それ以上の作品にしなければと焦りも感じました」というが、「台本を開いて芽生と向き合って、知っていくうちに余計な焦りや不安は自然と消えていて、気づいたらただただ撮影が楽しみになっていました」とコメント。「小さな幸せと、ささやかな喜びにあふれた、あたたかくて優しい物語です。皆さんの日常にそっと寄り添うような作品になりますように」と思いを込めた。
笠松は「人に自慢できるような大恋愛ではありませんでしたが、全てが特別でかけがえのない瞬間だったと、作品を撮り終えて強く感じています」、清水は「少し“うざいな”と思う部分があるかもしれないですが、共感しやすいキャラクターではあると思うので、ぜひ温かい目で凛の行く末を見守ってほしいです(笑)」と呼びかけている。
放送時間(※変更の可能性あり)は、3月18日(24:50~25:20)、19~21日(24:35~25:05)、22日(25:05~25:35)。