パナソニックは2月14日、フルサイズミラーレスカメラ「LUMIX Sシリーズ」向けにLマウントシステム交換レンズ(3モデル)を発表した。ともに3月23日から発売する。
S-X50:LUMIX S PRO 50mm F1.4
S-X50は焦点距離50mmの単焦点レンズ。価格は285,000円(以下すべて税別)。ライカカメラの品質基準をクリアした「S PROレンズ」となる。開放絞りはF1.4で、レンズ構成は11群13枚。非球面レンズ2枚の採用で球面収差を抑制し、EDレンズ3枚を適切に配置することで色収差を補正。美しいボケ味と印象的な立体表現を可能にしたとしている。
フォーカスシステムには、レンズの高速駆動が可能なダブルフォーカス方式を採用。AF/MFの切り替えは、フォーカスリングをスライドさせるだけですばやく行える(フォーカスクラッチ機構)。外装は高い強度と耐久性の金属製。防塵、防滴、-10度の耐低温設計で、過酷な環境でも運用できる。そのほかの仕様は以下の通り。
- 絞り形式: 11枚羽根 円形虹彩絞り
- 撮影距離: 0.44m~(撮像面より)
- フィルター径: 77mm
- 最大撮影倍率: 0.15倍
- 最大径: 90mm(レンズ)
- 長さ: 約130mm(レンズ)
- 重さ: 約955g(レンズ)(レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず)
S-R70200:LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.
S-R70200は、焦点距離70~200mmの望遠ズームレンズ。価格は210,000円。ライカカメラの品質基準をクリアした「S PROレンズ」となる。開放絞りはF4.0通しで、レンズ構成は17群23枚。球面レンズ1枚、EDレンズ3枚、UEDレンズ1枚と、高屈折率のUHRレンズ1枚により、ズーム全域で優れた描写性能と高品位なボケ味を楽しめる。
フルサイズミラーレスカメラ「LUMIX Sシリーズ」のボディ内手ブレ補正(B.I.S.)と、レンズ側のレンズ側の手ブレ補正機能が連動する「Dual I.S. 2」を搭載。最大で約6段分の手ブレ補正効果によって、ズーム撮影をサポートする。外装はマグネシウム合金を一部に使用して軽量化を図った。上記のS-X50と同じく、フォーカスクラッチ機構、防塵、防滴、-10度の耐低温設計なども備える。そのほかの仕様は以下の通り。
- 絞り形式: 9枚羽根 円形虹彩絞り
- 撮影距離: 0.92m~(撮像面より)
- フィルター径: 77mm
- 最大撮影倍率: 0.25倍
- 最大径: 84.4mm(レンズ)
- 長さ: 約179mm(レンズ)
- 重さ: 約985g(レンズ)(レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず)
S-R24105:LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
S-R24105は、焦点距離24~105mmの標準ズームレンズ。価格は160,000円。機動性に優れた「Sレンズ」となる。開放絞りはF4.0通しで、レンズ構成は13群16枚。EDレンズ4枚(うち2枚は非球面)、非球面レンズ2枚、UEDレンズ1枚を採用することで、画面全域とズーム全域で良好な画質が得られる。0.3mの距離でのマクロ撮影もサポート。
「Dual I.S. 2」による約6段の手ブレ補正や、防塵、防滴、-10度の耐低温設計などに対応。S-R24105は、同時に発表されたフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX Sシリーズ」のレンズキット同梱でもある。そのほかの仕様は以下の通り。
- 絞り形式: 9枚羽根 円形虹彩絞り
- 撮影距離: 0.3m~(撮像面より)
- フィルター径: 77mm
- 最大撮影倍率: 0.5倍
- 最大径: 84mm(レンズ)
- 長さ: 約118mm(レンズ)
- 重さ: 約680g(レンズ)(レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず)