JR北海道は14日、新たな観光列車の取組みとして、繁忙期の臨時列車などで使用する特急タイプの多目的特急車両を2編成(5両編成)新製すると発表した。車両形式はキハ261系5000番台(仮称)とされている。
多目的特急車両は「スーパー北斗」「スーパーとかち」などに使用される特急形気動車キハ261系1000番台をベースに、エクステリア・インテリアのデザインや一部設備を変更。多客臨時列車・イベント列車・定期列車代替輸送などを使用目的とした車両となる。5両編成の車両を2編成新製し、使用開始時期は2020年秋を予定している。
1号車を車内でのイベントや食事などに利用できるフリースペースに。2~5号車の座席は食事などの際、向かい合わせにしても使用できるテーブルを設置する。全座席にパソコンや携帯電話の充電などに利用できるコンセントを設置するほか、無料公衆無線LANサービスの提供も行われる。
車両デザインは、北海道の代表的な花である「はまなす」「ラベンダー」をイメージしたデザインを検討しているとのこと。