メルカリのスマホ決済がついに始動した。フリマアプリ「メルカリ」において、本日13日より、スマホ決済サービス「メルペイ」が使えるようになる。まずは三井住友カードとの事業連携を通じ、非接触決済サービス「iD」に対応した。

メルカリは昨年11月、100%子会社として株式会社メルペイを設立し、金融関連の新規事業の実施を目指していた。メルペイのスマホ決済サービスは、メルカリでの売上金をそのまま支払いに使えるという特徴がある。メルカリ内での商品購入のほか、非接触決済サービス「iD」に対応したコンビニエンスストアやファーストフード店など、全国約90万カ所のiD加盟店で利用できる。

iD対応により全国90万カ所の加盟店で利用可能に

なお、当初利用できるのはiOS版のみで、App Storeでメルカリアプリを最新バージョン(4.0.0)にアップデートすればすぐに利用を開始できる。Android向けには後日提供を予定。

メルカリの下部メニューに「メルペイ」機能が追加されている
メルカリの売上金/ポイントも「メルペイ」で管理できる

PayPayやLINE Payが先行して話題となり、出遅れた感もあるメルペイだが、膨大な顧客数と決済金額を誇るフリマアプリとのシナジーを武器に、これらを追撃するかっこうだ。さらに同社はメルペイで、「将来的には決済手段の提供に留まらず、新たな信用を生みだし、様々な金融サービスを提供していくことを目指す」と説明している。

(笠原光)