35mm判換算で24~400mmもの範囲を1本でカバーする高倍率ズームレンズがオリンパスから登場しました。レンズ自体も小型軽量に仕上げており、マイクロフォーサーズ規格のミラーレスを使っているファミリー層にとって決定版のレンズとなりそうです。
オリンパスが2月13日に発表した「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3」は、35mm判換算で24~400mmもの幅広いズームレンジをカバーする高倍率ズームレンズ。1本でこれだけ広いレンジをカバーするミラーレス用の交換レンズは他社にはなく、レンズの大きさや重さを抑えた点も注目できます。使い勝手のよさを重視するファミリー層や中級者に向くレンズといえます。希望小売価格は税込み124,200円と、このスペックでは比較的手ごろなのもポイント。発売は3月下旬の予定です。
レンズの重さは455gで、高性能モデル「OM-D E-M5 Mark II」に装着した際の総重量は約930gと1kgを大きく切る水準に抑えました。レンズの最大径は77.5mm、全長は99.7mmと、大きさも抑えています。フィルター径は72mm。高性能レンズ「M.ZUIKO PRO」シリーズと同等の防塵防滴構造を採用しており、防塵防滴のボディーと組み合わせれば、ちょっとした小雨のなかでも撮影できます。
MSC機構を搭載しており、写真撮影でも動画撮影でも素早くピントを合わせて撮影できます。近接撮影機能も魅力の1つです。広角撮影時の最短撮影距離は約22cm(レンズ先端から約10cm)で、望遠撮影時は最大撮影倍率0.46倍(35mm判換算)となります。