エン・ジャパンは2月12日、「結婚・出産後の仕事」をテーマとした調査結果を発表した。調査期間は2018年12月13日~2019年1月16日、調査対象は「エンウィメンズワーク」の女性ユーザー、有効回答は575人。
充実した制度整備より周囲の理解
結婚・出産後と仕事について、どのような希望を持っているか尋ねると、「結婚・出産後は少しペースを落として働くが、子供の手が離れたら以前と同様に働く」が31%、「結婚・出産後は少しペースを落として働く」が24%、「結婚・出産を機に一度仕事を辞めるが、子供の手が離れたらまた働く」が22%、「結婚・出産に関わらず今と変わらず働く」が10%となり、計87%が「結婚・出産後も働く」と回答した。
結婚・出産後も働く理由としては、「家計的にも働ける間は働いておきたい」が62%と最も多く、以下、「社会とのつながりを持ちたい」が54%、「経済的な自立の道を持ちたい」が49%と続いた。なお、子供ありの人は子供なしの人に比べ、「家庭人以外の自分も持ちたい」(子供あり46%、子供なし37%)の割合が多かった。
一方、働き続ける上での課題を聞くと、「働ける条件に合う仕事」(78%)、「時間の制約」(75%)が上位に入った。
女性が長く働けると感じるのは、どのような職場環境だと思うか質問したところ、1位「職場(上司・同僚)の理解がある」(88%)、2位「待遇・福利厚生が充実している」(77%)、3位「多様な働き方を実現する制度がある」(71%)との順に。同調査では「女性に長く働いてもらうには、制度を整えるよりも、自分の状況を理解してもらえる環境が大事」と分析している。