1月スタートの民放連続ドラマが概ね折り返し地点を迎えた。ここまでの全話平均視聴率トップは、5話平均で12.4%となっている沢村一樹主演の『刑事ゼロ』(テレビ朝日系)となった(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区 ※以下同)。
2019民放冬ドラマ中間平均視聴率ランキング
『刑事ゼロ』は、ある事件がきっかけで刑事になった直後からの20年間の記憶を失ってしまった時矢暦彦(沢村)が主人公。初回視聴率で今クールトップの14.7%を記録してから10.5%→11.9%→12.1%→10.7%と、安定した数字を維持している。
2位の『家売るオンナの逆襲』は、北川景子演じる天才的不動産屋・三軒家万智が、顧客の問題を解決しながら華麗に家を売りまくるストーリー。2016年7月期に放送された人気作の続編で、初回に12.7%をマークしてから、12.9%→11.4%→10.7%→11.5%と2ケタをキープしている。
3位の『メゾン・ド・ポリス』は、高畑充希演じる新人刑事・牧野ひよりが、退職した警察関係者のみが住むシェアハウスの住人とともに事件を解決していくもの。初回で12.7%をマークしてから、12.4%→10.7%→10.2%→9.6%で推移している。
前クールの秋ドラマで、全話平均視聴率を2ケタに乗せたのは6作品だったが、今クールも現時点で6作品。17年10月期の綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』(全話平均12.7%)以来、全話平均2ケタ作品がない日本テレビは、『家売るオンナの逆襲』が現時点の全話平均11.9%、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』が同10.5%で、久々の2ケタに乗せる情勢となっている。