富士通クライアントコンピューティングは12日、23.8インチの液晶一体型PC「ESPRIMO FH」シリーズ3機種を2019年春モデルとして発表した。2月14日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は税別160,000円前後から。

  • 23.8インチの液晶一体型PC「ESPRIMO FH」シリーズ

四辺狭額縁や奥行きを狭くした省スペース設計はそのままに、搭載CPUや音響を強化した23型液晶一体型デスクトップPC。ディスプレイ解像度はフルHDで、上位モデルではテレビチューナーも搭載する。

CPUは、上位2モデルで6コア12スレッドの第8世代Intel Core i7-8750Hを搭載する。音響面では、新たに上位2モデルでデジタル音響補正技術による音質向上ソフト「Dirac」を採用。より臨場感を向上させた音響再生を目指した。

2019年春モデル共通で、同社PCに搭載されている音声アシスタント「ふくまろ」を強化した。ユーザーがウェイクワードを話しかけてから、聞き取り開始までの時間が短縮されたほか、Officeアプリやフォルダ・メモ帳といったツール系など、「ふくまろ」からアプリの起動も可能となった。また、タイマー設定、時報機能も追加されている。

  • ふくまろにタイマー設定や時報機能が加わった

ラインナップは、「ESPRIMO FH77/D1」「ESPRIMO FH70/D1」「ESPRIMO FH52/D1」の3種類。

ESPRIMO FH77/D1

シリーズ最上位モデル「ESPRIMO FH77/D1」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-8750H(2.20GHz)、メモリが8GB、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 630(CPU内蔵)、ディスプレイが23.8型ワイド液晶(1,920×1,080ドット、タッチ非対応)、光学ドライブがBDXL対応ドライブ、OSがWindows 10 Home 64bitなど。Office Home & Business 2019も付属する。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T準拠の有線LAN、Bluetooth 4.2。テレビ機能は地上/BS/110度CSデジタルチューナー×2。

主なインタフェースはUSB 3.1(Gen2) Type-C×1、USB 3.0 Type-A×4(うち1基は電源オフ充電対応)、HDMI出力×1など。

本体サイズは558×167×370mm(最小傾斜時)、重さは約7.0kg。カラーはブラックのみ。店頭予想価格は税別220,000円強。

ESPRIMO FH70/D1

シリーズのミドルレンジモデル「ESPRIMO FH70/D1」は、上位の「FH77/D1」からメモリが4GBに、ドライブがDVDスーパーマルチに変更される。また、テレビチューナーも省かれる。カラーはホワイトのみ。店頭予想価格は税別200,000円前後。

ESPRIMO FH52/D1

シリーズのエントリーモデル「ESPRIMO FH52/D1」は、上位の「FH70/D1」からBluetoothのバージョンが4.1になるほか、インタフェースからUSB 3.0端子が1つ省かれ、USB 2.0端子が2つ追加される。重さは約6.5kg。カラーはホワイトのみ。店頭予想価格は税別160,000円弱。