オンにしている間は通知と着信が知らされなくなる「おやすみモード」は、その名のとおり熟睡したいときに便利な機能です。時間を問わず届くアプリの通知も、夜中でも遠慮なしにかかってくる電話も、コントロールセンターでおやすみモードボタンをタップすればシャットアウトできます。毎日決まった時間にオンになるよう時間指定もできるので、iPhoneは便利だけど振り回されたくない、と感じている人にはありがたい機能といえるでしょう。
この「おやすみモード」、iOS 12で1時間だけオンにする設定がくわわりました。コントロールセンターでおやすみモードボタン(三日月マークのボタン)を3Dプレスまたは長押ししてオプション画面を表示し、「1時間」をタップすることで選択できます。
文字どおり、1時間にかぎり「おやすみモード」をオンにするための機能ですが、昼寝だけがその目的ではありません。工夫次第では、その手があったか、と思わせる使いかたが可能です。
たとえば、途中で電話がかかってきてはマズい重要会議に入るとき。とりあえず1時間の「おやすみモード」にしておけば電話などで会議をジャマされずに済み、1時間経過すれば通常モードへ自動復帰するため会議終了後に「おやすみモード」をオフにし忘れ電話に出られず通知も見逃す、といった事態を防げます。
学校の授業にも活用できそうです。オンにすれば電話の呼び出し音が鳴らず通知に煩わされなくなり、オフにすることを忘れていても1時間後通常モードに自動復帰するので、1コマ約1時間の授業に集中できます。機内モードとは異なり、オンにしている間もメールの送信やWEBページの閲覧は可能なため、こっそり"内職"できるという利点もあります。
たかが1時間、されど1時間。初めからきっかり時間が決まっているからこその活用方法は、人それぞれにあるのではないでしょうか。