お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、10日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、強制性交の疑いで逮捕された新井浩文容疑者について語った。
新井容疑者は昨年7月、自宅マンションで派遣型マッサージ店の30代女性従業員に対し、頭を押さえつけるなど暴行し、わいせつな行為をした疑い。松本は、「僕はある意味、マッサージの専門家に近いところにいる人なので、マッサージについてはいろいろ語れますよ」と前置きし、新井容疑者もサインしたとされる性的サービス禁止の同意書について、「僕も書いたことあります」と証言した。
その上で、「いろんなマッサージがあるんですよ。よくいうグレーなマッサージ。ホワイトもあれば、ブラックもあるし。ミッドナイトブラックありますよ」とマッサージ業界内の事情を説明。「結局、こういうことをされると非常にわれわれはやりづらい。マッサージというのは、簡単な話、受け身なんですよ。100%受け身がマッサージなんですよ。客は何もしない。向こうにすべてやっていただくこと。こっちは受け入れるしかないんですよ」と訴え、「紳士の遊びなんですよ」と結論付けるも、「遊び?」と自ら選んだ言葉に首をかしげた。
さらに、「ケンコバも好きやから、よくそういう話をするけど、あんまり行ったことがないやつは、『それ、最終的にはどうなるんですか?』と。いやいや、“最終的”もない。こっちは完全に流されるまま。主導権はすべて向こうにある。攻めて来る人はいるよ、もちろん」とし、「でも、基本的にはマッサージは紳士が行くもの。これをやられてしまうと、特に芸能人は非常につらいわ。やりづらい。行けないね」と吐露する松本。
「俺は何が言いたいのかな。結局、人の嫌がることはしないということですね」と自身の考えをまとめ、「こっちのために一生懸命がんばってくれている人に、嫌がることで返すというのは、人としてダメだなと思います」と締めくくっていた。