元SMAPの稲垣吾郎が9日、福島・スパリゾートハワイアンズで開催された主演映画『半世界』(2月15日公開)のPRイベントに登場。同作で共演した長谷川博己、池脇千鶴、渋川清彦について語った。
同施設では、稲垣をキャンペーン・キャラクターに起用した冬季プロモーション「ロマンチック・ハワイアンズ2018 WINTER」を3月31日まで開催中。この日は、『半世界』の衣装や写真、メイキング映像などが楽しめるギャラリーでイベントが行われ、稲垣は「懐かしいな~」と展示を見渡した。
阪本順治監督の完全オリジナル脚本による同作は、39歳という人生の折り返し地点を迎えた男性3人が、家族や友人との絆を通じ、あらためて大切なものに気づかされていく物語。主人公の炭焼き職人・紘を稲垣が演じ、共演には長谷川博己、池脇千鶴、渋川清彦が名を連ねる。
稲垣は「数多くの人に共感してもらえる何かがあるんじゃないか」と本作に手応え。演じた紘について「こういう役柄は初めてだった。市井の人を演じるのもタイミングとしてはよかった」と言い、「僕自身も環境が変わって、自分の人生のスタートでこの作品に出会えてよかった。すばらしい共演者やスタッフと知り合えたのは財産になったし、新しい道を切り開いてくれる作品になった」と作品への思いを明かした。
そして、共演した長谷川や渋川について「一度は共演してみたい俳優さんでしたし、彼らが出演していた映画やドラマは好きだった。夢が叶った」としみじみ。長谷川の乱闘シーンに圧倒されたそうで、「あのシーンはすごかったですね。長谷川さんがにらむ、あの目は忘れられない。ばっちりスクリーンに映っていて、すごいものを感じました」と話し、「萬平さんとは全然違いますもんね」と、現在放送中のNHK連続テレビ小説『まんぷく』での演技との幅にも驚かされたようだった。
また、妻役を演じた池脇を「素晴らしい女優さん。瞬発力がすごい。夫婦の役だったので、池脇さんに引っ張られていた部分も大きいなと思います。ひょうひょうとした方で、自然とそこにいて、自然にスタートして、自然に話し始めている。それがすごいなと思いました」と絶賛。そして、渋川について「その土地に馴染もうと撮影がないときも現場に来たり、町を散策したり」と明かし、「俳優さんとしてのそれぞれのアプローチは学ぶものがありました」と振り返った。