カンテレ・フジテレビ系ドラマ『後妻業』(毎週火曜21:00~)に、12日放送の第4話から出演する俳優の葉山奨之が9日、大阪・カンテレ本社で行われた取材会に出席した。
葉山の役どころは、木村佳乃が演じる“後妻業”の結婚詐欺師・武内小夜子の弟である黒澤博司。ドラマ後半の展開に重要な役割を果たすキーマンとなる。
“刑務所から出所したばかりのチンピラ”という設定の博司を演じるにあたり、「ヤクザ映画の『仁義なき戦い』や(ミナミの帝王シリーズの)竹内力さんを見て、表情や動きで怖く見えるように試行錯誤しながら演じています」という葉山。4話の初登場シーンの表情は、竹内の迫力たっぷりのコワモテを意識したという。「竹内力さんのようにインパクトの残せる顔にしたい!と思って。でも、自分が思う竹内さんができたかどうか…(笑)」と、役作りの苦労を明かして笑わせた。
さわやかな好青年からクセのあるキャラクターまで、さまざまな役をこなす葉山だが、「悪いやつは(演技で)いろいろ遊べるのでやりがいがある」と悪役にも意欲的。昨年のフジテレビ系ドラマ『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』で共演した高橋克典と本作でも共演しているが、「克典さんとのシーンはすごく息が合う。いいコンビだと思います!」と、再タッグの手応えを明かしていた。
また、クライマックスへと向かうドラマ後半の見どころについて、「僕が小夜子さんに何かをします。それが重要になってきますが、これ以上は言えません(笑)」と予告。大ヒットした原作や映画版には「ない終わり方をするので期待してください」とPRしていた。