パナソニックは1月下旬に、シーリングライトの新製品となるスピーカー搭載LEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」の新モデルと、寝室用LEDシーリングライトを発表。2月7日には、これらの製品を実際に体験できるプレス向け「あかりセミナー」を開催しました。

あかりセミナーでは新製品を使用した様々なシチュエーションを体験できたほか、ワイヤレススピーカーシステム「KOE REMO(以下、コエリモ)SC-GA1」と連携したデモンストレーションも行われました。シーリングライトの2モデルとコエリモは、いずれも2月下旬発売予定です。

  • スピーカー搭載LEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」

  • ワイヤレススピーカーシステム「KOE REMO SC-GA1」

  • くつろぎモード搭載の寝室用LEDシーリングライト

スピーカー搭載LEDシーリングライトの新モデルは汚れにくい素材を採用

AIR PANEL LED THE SOUNDは、2018年に発売された人気のシーリングライト。最大の特徴は、シーリングライトにBluetoothスピーカーを搭載していること。部屋の天井にシーリングライトにスピーカーを一緒に設置することになるため、別途スピーカーを置く場所に悩む必要はありません。迫力のある音を、天井から降り注ぐように楽しめるのもメリットですね。

  • ひとつのセンター光と2枚の導光パネル、さらに本体から飛び出すようにスピーカーを配置したAIR PANEL LED THE SOUND。新モデルのデザインは2018年モデルとほぼ同じ

もうひとつの特徴が、Bluetoothでスマートフォンとつながること。AIR PANEL LED THE SOUNDは専用アプリ「あかリモ」を利用することで、光の色や明るさ、センター光やパネル光などの「光る場所」などを細かく設定できます。

これらの設定をアプリであらかじめ編集し、タッチひとつで「勉強」や「リラックス」といったシチュエーションにあわせた設定を呼び出せます。あかリモのアプリでは、「Link Style」に対応する複数の照明を一括してコントロールすることも可能です。

  • 専用アプリ「あかリモ」は、シーンごとに照明を設定したり、複数の照明をまとめてコントロールしたりできます

  • シーリングライトとテレビ裏にセットした間接照明を同時にコントロール

2月下旬発売の新モデル「HH-XCD1288A(~12畳)」と「HH-XCD0888A(~8畳)」は、この人気のAIR PANEL LED THE SOUNDの導光パネル部分に、「キレイコート」と呼ばれるコーティングを施しています。キレイコートは油汚れやホコリを寄せ付けにくく、汚れても簡単に落とせるコーティングです。

専用アプリあかリモも進化し、あかりの設定とともに、シーンごとに特定の音楽プレイリストを再生できるようになりました。たとえば、リラックスシーンに設定する光に変更すると、同時に穏やかなジャズを流したり、起床時には目が覚めるようなロックを流したり……といった設定が可能です。従来は「照明は専用アプリのあかリモで操作」「音楽の再生は音楽アプリ」と、複数のアプリを起動してそれぞれ操作していましたが、ひとつのアプリで光と音を一括コントロールできるのはとても便利!

  • 新製品は導光パネルにキレイコートを導入。油やホコリ汚れがつきにくく、掃除がラクになったといいます

  • あかリモの設定では、「あかりの設定」以外に音楽のプレイリストを登録できる「音楽設定」が追加されました

さらに、以下のワイヤレススピーカーシステム「コエリモ」と連携するのも、新モデルの大きな特徴です。

コエリモとの連携で操作が手軽に

AIR PANEL LED THE SOUNDの新モデルが連携するようになった「コエリモ」は、2月下旬に発売予定のワイヤレススピーカーシステムです。コエリモは、音声アシスタントのGoogleアシスタントに対応。いわゆるスマートスピーカーとしての機能を持ち、Googleアシスタントに対応した家電を音声操作できます。

コエリモは「赤外線リモコン信号送信機」も搭載しています。一般的なスマートスピーカーは、音声アシスタントに対応した家電しか操作できません。一方でコエリモは、コエリモに対して音声入力すると、あらかじめ設定したおいた(音声アシスタント非対応の)家電に対して、赤外線リモコン信号を送信します。つまり、赤外線リモコンで操作する従来型のテレビやエアコンなど、音声アシスタントに対応していない家電も声で操作できるのです。

なお、以下に掲載した各シーンのあかり写真ですが、LEDシーリングライトが白飛びしてしまい、部屋全体は暗く写っています。実際は十分に明るい室内とあかりなので(くつろぎモードを除く)、あくまで雰囲気としてとらえてください。

  • あかりセミナー会場のテレビ台にセットされていたコエリモ。スマートスピーカー非対応のエアコンも、赤外線リモコン信号を送信してコントロールできます。この機能を使用する場合は、対象の家電とコエリモの間に障害物がない状態にする必要があります

コエリモのもうひとつの特徴が、前述したAIR PANEL LED THE SOUNDとの連携です。コエリモに向かって「リラックスモードにして」と声をかけるだけで、スマートフォンで専用アプリを起動しなくても、手軽にシーンにあわせた光と音を演出できます。ただし、コエリモで音楽をコントロールする場合は、専用のワイヤレス送信機「HK8900」(コエリモに標準で付属)の設置が必要となります。

  • 会場では、コエリモを使った音声制御のデモンストレーションも。写真は「文字くっきり光」で本の文字などが読みやすい光に設定し、集中しやすい環境音を再生する設定の「勉強」モード(写真左)、テレビが観やすいあかりの「シアター」モード(写真右)

  • コエリモから、AIR PANEL LED THE SOUNDで音楽を再生する場合は、標準で付属する専用のワイヤレス送信機「HK8900」が必要なので注意が必要です。あかリモで光と音を操作する場合は、送信機は必要ありません

子どもの「読み聞かせ」に適した寝室用シーリングライト

あかりセミナーで紹介された最後の製品は、寝室用シーリングライト「HH-CD1071A(~10畳)」です。コンセプトは「子育て家庭のサポート」。HH-CD1071Aには、子どもの絵本の読み聞かせに適した「くつろぎモード」が搭載されています。くつろぎモードは、絵本の文字はしっかり見えつつ、子どもの入眠を邪魔しないという2700K(電球色)の明かりを採用しています。

また、「夜間モード」や「お目覚めモード」なども搭載しています。夜間モードは常夜灯(0.2lx)よりも少し明るい21lx(ルクス)の照明です。このモードの明かりは、段差やコード類、子どもの寝顔などはしっかりと確認できる明るさですが、明るすぎないので入眠は邪魔しないといいます。このほか、徐々に明るくなり、時間になるとアラーム音が鳴る「お目覚めモード」も備えています。

  • 落ち着いた電球色で入眠の邪魔をせず、文字はしっかり確認できる「くつろぎモード」

  • 弱い電球色から、起きる時間になると徐々に青白く明るい「文字くっきり光」に変化する「お目覚めモード」(写真は「文字くっきり光」のあかり)