現代ではエチケットのひとつとしてオーラルケアが注目されており、「スメハラ」という言葉も定着している。生活習慣や思いもよらないことが原因で口臭は発生するが、本人が気付きにくいというのが厄介なところ。そこでこのほど、距離が縮まる新しいエチケット習慣を提唱するベースメントアップスは「口臭」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。調査概要は以下のとおり。
■調査日:2019年1月19~22日
■調査方法:インターネット調査
■調査人数:1,125名
■調査対象:全国の20~50代の男女
「他人の口臭が気になった経験はありますか?」という問いに対しては、実に9割以上の人が「はい」と答えた。
次に、他人の口臭が気になったことがある人を対象に「他人の口臭に対してどのように感じましたか?」という質問をしたところ「不愉快だった」が53.0%、「一緒にいたくなかった」が28.8%、「かわいそうに思った」が10.3%とネガティブな意見が9割を占める結果に。一方で「特に何も思わなかった」と回答した人の割合は6.6%にとどまった。
口臭はさまざまな原因でいろいろなニオイを発するが、どのような口臭を不快に感じる人が多いのだろうか。
そこで「どのような口臭に不快感を覚えますか?」という質問を投げかけてみると、「胃の不調からくる口臭」が46.3%で最も多い割合に。次いで「タバコとコーヒーの組み合わせの口臭」が30.1%、「虫歯からくる口臭」が15.6%と続いた。
続いて、「口臭を直接指摘したことはありますか?」という質問をしたところ、8割近くの人が「いいえ」と回答。反対に、「はい」と回答した23.8%の人に「どのように伝えましたか?」と聞いてみると「直接はっきりと伝えた」が72.6%で最も多く、「さりげなく気付くように伝えた」が26.2%、「メールやLINEで伝えた」が1.2%と続く結果となった。
では、直接はっきりと指摘した結果、口臭は改善されたのだろうか?
「指摘した結果、口臭は改善されましたか?」という質問に対して、「はい」と回答した人の割合は44.0%となった。
口臭の原因は、単純にケアを怠っているだけの場合もあるが、「胃腸の不調」や「虫歯」「ストレス」など、すぐに改善できないケースもあるだろう。それゆえに、指摘そのものがすぐに口臭の改善につながるといったことはあまり見込めない結果となった。