セイコーエプソンは2月6日、紙焼き写真を高速にスキャンできるフォトスキャナー「FF-680W」を発表した。L判写真を1枚あたりわずか1秒でスキャンしてデータ化できる高速モデル。オートシートフィーダーを搭載しており、大量の写真を手で入れ替える必要がない。色あせた写真もきれいに退色補正したうえでデータ化できる。保管しているたくさんの紙焼き写真を手間なくデータ化したい人に向く。

  • 大量の写真を連続で高速スキャンできる新趣向のフォトスキャナー「FF-680W」が登場した。フラットベッドスキャナーのように手で写真を入れ替える必要がないのが魅力

価格はオープンで、予想実売価格は税別6万円前後。発売は2月21日。

ドキュメントスキャナーのような形状をしたフォトスキャナー。上部のオートシートフィーダー(自動用紙送り装置)には最大36枚の写真がセットでき、2L判までのサイズの写真は1枚あたり1秒でスキャンできる。センサーは表裏の両面に搭載されており、写真の裏に描かれた文字なども写真と一緒に保存できる。紙焼き写真は最大で六切サイズの用紙に対応。フィルムのスキャンには対応しない。

  • 構造はドキュメントスキャナーとほぼ同じ。使うソフトを変えれば、高性能ドキュメントスキャナーとしても使える

スキャン用ソフトに退色復元機能を搭載しており、色あせた写真もきれいに復元して保存できる。スキャンの解像度は最大1200dpi。利用するソフトを変更すれば、文書をきれいに読み取るドキュメントスキャナーとしても使える(読み取り速度は45枚/分)。

  • ソフトウエアを切り替えれば、自動両面読み取りのドキュメントスキャナーとしても使える