JR九州は4日、約6年間の保存修理工事を終えた門司港駅のグランドオープンに合わせ、3月10日に門司港駅グランドオープン記念式典をはじめ、蒸気機関車8620形の特別展示や「わたせせいぞうラッピングトレイン」の出発式などを実施すると発表した。
門司港駅グランドオープン記念式典は3月10日の9時30分から1時間開催される予定。文化庁、福岡県、北九州市、JR九州などから50名程度の出席者を迎え、門司港駅前広場にてテープカットやセレモニーなどを行う。一般来場者も会場外から見学できる。
復原駅舎が大正時代に創建されたことにちなみ、「SL人吉」に使用される大正11年製造の蒸気機関車8620形の特別展示も実施。3月10日の9時30分から10時30分まで展示を予定している。なお、客車と連結しない状態で、ホームのない場所での展示となる。
「わたせせいぞうラッピングトレイン」は811系を使用し、漫画家・イラストレーターのわたせせいぞう氏が門司港駅のグランドオープンを記念して描き起こしたイラストを車体にあしらった。門司港駅グランドオープン当日の3月10日、12時30分から同駅構内で出発式が行われる。
門司港駅グランドオープンに合わせて臨時列車も設定。博多駅から門司港駅まで乗換えなしで行ける特急「きらめき80・81号」を3月2日から、門司港~小倉間の臨時列車を3月10日から運転する。「きらめき80・81号」はいずれも787系6両編成を使用し、3月2・3・9・10日と3月16~31日に運転されるほか、4月1日以降も土日祝日や春休み・GW期間を中心に運転予定となっている。「きらめき80号」は博多駅9時38分発・門司港駅10時43分着、「きらめき81号」は門司港駅16時3分発・博多駅17時15分着で運転される。
臨時の普通列車は3月10日から、休日の日中時間帯に門司港~小倉間で上下4本ずつ、計8本を運転。上りは小倉駅11時12分発・12時50分発・13時50分発(3月10日は14時0分発)・14時39分発、下りは門司港12時23分発・13時22分発・14時18分発・15時23分発の列車が設定されている。