タレントのマツコ・デラックスが、きょう2日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『マツコ会議』(毎週土曜23:00~)で、壁にぶち当たった作家にアドバイスを送る。
今回は、「コミックエッセイ」の作家たちを深掘り。コミックエッセイとは、普通の漫画と違い「自分の身の回りで起きた出来事」や「実体験」をベースにした漫画作品で、最近は出版社に作品を持ち込む時代から、出版社がSNSで人気の作家をスカウトする時代になっているという。
編集部に次回作の打合せに来た女性作家は、外科医として働く傍らコミックエッセイの作家として、医療現場の裏側やドクターたちの苦悩など、リアルな日常を描いているそう。きっかけは、ブログでマンガを描いているうちに人気ブロガーとして注目を集め、出版社からスカウトされた。
外科医という立場からコミックエッセイを描くことで、医者を目指す人が増えれば良いなと思っていたが、リアルな現状を描き過ぎて「逆にこんなんで医者になるヤツいるか?」と言われるという彼女に、マツコは「先生みたいな人が色々言ったり、描いたりした中で、それでも医者を目指すような根性ある人を育てたほうが、きれい事描くよりも意義がある気がする…」とコメントする。
続いて“2冊目の壁”と呼ばれる崖っぷちのコミックエッセイ作家が登場するが、ネットで彼女の作品を見たマツコは、壁にぶち当たっている理由をすぐに発見。SNSから書籍化することの難しさや、作家としての心得をマツコが伝授する。
マツコは「やっぱりそうなのよ、コミックエッセイなんてまともな人間が描いたまともなモノなんて誰も読みたくないのよ。やっぱ変な人が一体どんな思いでいるのだろうとか、どんな生活をしているのだろう…っていうのが読者の興味だから…」と、身を削って作品を生み出している作家たちに感慨深い様子を見せる。