日本航空(JAL)では、新たに2月1日より羽田-マニラ路線を開設。就航を記念し、羽田空港国際ターミナルで初便セレモニーを行った。
新たに開設される路線は、羽田0時5分発マニラ3時55分着のJL77便と、マニラ23時50分発羽田4時55分着のJL78便。使用機材はボーイング737-800型機で、座席数はビジネスクラス12席、エコノミークラス132席となっている。
現在、成田-マニラ間は成田9時20分発マニラ13時25分着のJA741便と、成田18時10分発マニラ22時15分着のJA741便、マニラ9時50分発成田15時00分着のJA746便と、マニラ14時35分発成田19時45分着となっており、これにより東京-マニラ便は1日3往復となる。
東京-マニラ線は1967年に開設され、当初はコンベア880型機で東京-大阪-台北-マニラというルートで運航。1974年には東京-マニラ直行便が開設された。
セレモニーの冒頭で日本航空 東京空港支店長の屋敷和子氏は「地方都市とのアクセス向上。日本とフィリピンの架け橋となるよう利便性とサービス品質の向上にチャレンジしたい」と挨拶。続いて、国土交通省 東京航空局東京国際空港長の森本園子氏は「2018年度は羽田空港の国際線利用者数は前年度比で6%増の1,800万人。この便の就航により、2020年に向けてより多くのお客様を利用を期待している」と述べた。
駐日フィリピン共和国大使館 次席大使のエデゥアルドM.メニュエス氏は「東京2020に向けて、新規路線開設は弾みとなる。日本からフィリピンへの渡航者は前年対比で8.15%増の63万人となっており、日本人渡航者が初めて60万人を越え、嬉しく思う。今回の就航で、観光やビジネスにおいて両国のさらなる成長を期待している」と新規路線への期待を語った。
最後に今回のフライトの機長、田伏隆興機長が挨拶を行い航路上の天候やフライトの所要時間を説明。続いて、東京外語大学のフィリピン民族舞踊団による民族舞踊が披露されセレモニーは終了。乗客には、ノートやバッグなどの記念品が配られた。