「60歳以上を中途採用したい」企業は64.4%

マイナビは1月31日、「中途採用業務の実績調査」の結果を発表した。調査は2018年9月28日～10月11日、直近3年以内に中途採用の募集をしていた企業の中途採用担当者を対象に、インターネットで行われた。有効回答数は2,665社。

中途採用に関する満足度

中途採用に関する満足度を調べたところ、中途採用者の質に対して不満を持っている企業は24.5%、量に対して不満を持っている企業は35.1%となり、中途採用に関しては「質」よりも「量」に対する不満が多いことが明らかに。

中途採用活動に不足していると感じるものとしては、「採用業務に従事できる人員」が最も多く66.2%。次いで「採用費用」(57.9%)、「採用業務にあたれる時間」(53.9%)と続いた。

多用な働き方について

多用な働き方に関して「現在実施している、または今後実施していきたい施策」を聞いたところ、「60歳以上の高齢社員の雇用」はすでに52.3%の企業が実施しており、今後実施したい企業も含めると64.4%となった。

また、「外国人の雇用」(現在実施している20.5%、今後実施したい24.7%)や「現役・引退アスリートの雇用」(同9.8%、20.7%)に関しては、現在よりも今後実施していきたい企業の方が多いことから、今後、施策の拡大が予想される結果に。さらに、全項目において、従業員数が多くなるにつれて多様な働き方の実施に対して前向きであることがわかった。