季之介も2人目の子も、妊婦健診から出産まで最寄りの同じ病院にお世話になった。
妻も僕も出産時は立ち会いしたいと意見は一致していた。ただ、季之介の出産時にはその病院がまだ立ち会い出産に対応していなくて、分娩室で産まれる瞬間に立ち会うことができなかった。それから間もなくその病院も立ち会い出産ができるようになり、第2子である今回の出産では立ち会いを希望した。本当のところは、やっぱり第1子のまるっきりはじめてのときに立ち会いしたかったな〜と思っていたけど、そうは言ってもはじめての経験。ちょっとドキドキしていた。
今回の妊娠では、妻の体調もわりと安定していて、まだまだ手のかかる季之介もいる生活の中であっという間に時間が過ぎ、ふと気づくと出産予定日がすぐそこまで近づいていた。「もう臨月やん!」と思いはじめたら、前回以上にソワソワしたのを覚えている。僕が仕事中に陣痛きたらどうしようとか、家で破水したらどうしようとか、病院行ってる間の季之介どうしようとか。まあ僕の両親と同居しているから、大半の事は助けてもらえるから大丈夫なんだけど。
それでもソワソワしたのは、やっぱり立ち会い出産が控えてたからだと思う。楽しみ半分、心配半分、な感じ。壮絶な場面でうまくサポートできるのか……。