ニコンは1月31日、コンパクトデジカメの新製品「COOLPIX A1000」を発表した。厚さ約4cmの薄型ボディに光学35倍ズームレンズを搭載し、35mm判換算で840mm相当の超望遠撮影が可能な高倍率ズームモデル。EVF(電子ビューファインダー)も搭載し、超望遠でもしっかりフレーミングして撮影できるようにした。価格はオープン。発売日は2月15日。

  • 840mm相当の超望遠撮影に対応したコンパクトデジカメ「COOLPIX A1000」。グリップは大きめだ

新デザインのボディを採用した高性能モデル。焦点距離は35mm判換算で24~840mm相当で、画像劣化の少ないダイナミックファインズームを有効にすると最大1680mm相当までの撮影が可能。レンズの側面にも新たにズームレバーを搭載するほか、ボタンを押している間だけ一時的に広角側にズームバックして被写体を確認しやすくする機能も備えた。

  • レンズの側面にサイドズームレバーやファンクションボタンを搭載する

  • 背面液晶はチルト式。電子ビューファインダーはアイセンサー付きとなる

  • ボディは薄型だが、ズームするとレンズはここまで長くなる

撮像素子は1/2.3型のCMOSセンサー(有効1604万画素)で、光学式手ぶれ補正機構の効果は3段分相当。RAWモードでの撮影(NRW形式)も可能。動画撮影は4K対応で、白飛びや黒つぶれを低減するアクティブD-ライティングにも対応する。

電子ビューファインダーは116万ドット。背面液晶は3型(103万ドット)のチルト式で、タッチ操作にも対応する。本体サイズはW114.2×H71.7×D40.5mm、重さは約330g(メモリーカード、バッテリー含む)。バッテリー撮影枚数は約250枚。本体カラーはブラックとシルバーの2色を用意する。

  • 背面液晶を下に180度回転させれば自分撮りもできる