公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は1月30日、東京2020大会オリンピック公式チケットの販売概要について発表した。

  • 東京2020マスコットのミライトワとオリンピアン・レスリングの吉田沙保里さん

チケットはいつどこで買える?

抽選申込、先着順販売、窓口販売の3種類

東京2020大会(オリンピック・パラリンピック)を観戦するためのチケットは2019年春、東京2020大会公式チケット販売サイトで抽選申込が開始される。

抽選申込に参加するには、まず「TOKYO 2020 ID」に登録。チケット販売サイトで観戦したい競技のチケットを探し、座席の種類や枚数を選んで申し込み。抽選結果発表(2019年6月中旬以降)の後、支払い・受取り方法を選択し、支払い手続き・購入完了となる。

チケット代金の支払い方法は、Visaブランドのカードによる決済またはコンビニエンスストアでの現金払い(手数料432円)。また、紙チケットで受け取る場合は、発行手数料324円及び配送手数料864円が必要となる(モバイルチケットを利用したり自分で印刷したりする場合、手数料はかからない)。

抽選申込後には2019年秋以降に同サイトで先着順販売、2020年春以降にチケット販売所(都内に設置予定)で窓口販売が行われる。チケットを購入したが来場できなくなった人のために公式リセールサービスも2020年春頃から開始予定。

海外では、2019年春以降に組織委員会が指定する各国のチケット販売事業者によって販売される。

チケットの種類・価格は?

抽選申込の対象チケットは3種類

抽選申込できるのは、「一般チケット」「車いすユーザー向けチケット」「東京2020みんなで応援チケット」。

一般チケット(単券チケット)は、17日間にわたる33競技を販売。A席からE席まで最大5種類のチケットを設定している。開閉会式のチケットは1万2,000円〜30万円、競技の一般チケットは2,500円〜13万円で、半分以上のチケットが8,000円以下で購入可能。

  • 東京2020大会オリンピック公式チケット価格一覧

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車いすユーザー向けチケットは、車いすユーザーおよびその同伴者が一緒に観戦できるチケット。開閉会式、全競技のセッションで用意される。価格は現在検討中。

東京2020みんなで応援チケットは、12歳未満の子ども、60歳以降のシニア、障害者を1名以上含む家族やグループを対象としたグループ向けの観戦チケット。開閉会式、全競技のセッションで用意される。価格は、1枚2,020円。抽選販売で予定枚数に達した場合、以降の販売はない。対象となる人数制限、予定販売枚数については、現在検討中。

そのほか予定されているチケット

そのほか2019年春以降、観戦チケットに会場内の施設で飲食やラウンジ提供などの高付加価値サービスがついた「東京2020オリンピック公式ホスピタリティパッケージ」を販売予定。陸上、テニス、水泳などの10以上の競技会場で実施予定で、法人・個人の一般観客に販売される。価格や内容の詳細については、現在検討中。

大会関連グッズやお土産等とセットなったチケットプログラム(東京2020チケットプラス(仮称))の販売も計画中。主に大規模な競技会場を対象とし、公式チケット販売サイトでの販売が想定されている。

また同じく2019年春以降、チケットと宿泊や交通機関等をパッケージにした「東京2020オリンピック公式観戦ツアー」を東京2020オフィシャル旅行サービスパートナーであるKNT-CTホールディングスJTB、東武トップツアーズが販売予定。観戦競技全般を対象としており、法人・個人の一般観客に販売する。価格や内容の詳細については、各旅行会社によって異なる。

全国各地の小学校から高校および特別支援学校などの児童・生徒を対象とした「学校連携観戦プログラム」(一般販売なし)は、各自治体に案内の上、一般販売とは別に販売予定。 価格は、1枚2,020円。このプログラムでは、100万人以上の子どもたちが観戦することを目標としている。

※価格は税込