渋谷ヒカリエ「ベジ串創作おでんぬる燗佐藤」で日本酒の楽しみ新発見

夜の冷え込みが厳しい季節、会社帰りに燗酒で一杯が何よりの楽しみな会社員の方もいるはず。最近では、「あまり詳しくはないけど、色んな日本酒を楽しんでみたい!」なんていう女性も巷では増えている様子。そんな人にピッタリなお店が「ベジ串創作おでんぬる燗佐藤」だ。

昔ながらのおでん屋さんの佇まい。出汁のい～い匂いがしました

ヒカリエで味わう、日本ならではの食と酒

「ベジ串創作おでんぬる燗佐藤」は、渋谷ヒカリエの7F飲食フロアに1月22日にオープンしたばかりの新店。もともと、2012年に六本木にオープンした和食店ブランド「ぬる燗佐藤」を展開しており、47都道府県から厳選した日本酒を0度前後の「みぞれ」から55度前後の「飛びきり燗」まで"11段階の温度飲み"ができること、少量多種で日本酒を楽しんでもらうというコンセプトがあったそう。そのコンセプトを、今回の出店に際して、25～35歳くらいの女性客が多いヒカリエ向けにアレンジしているのが同店だ。

0度前後の「みぞれ」から55度前後の「飛びきり燗」まで"11段階の温度飲み"ができる

店内奥を見ると、ズラリと棚に並んだ日本酒の瓶にビックリ! でも、こんなにあると、ますます何を飲んでいいかわからない気もする。

ズラリと並んだ日本酒の瓶! 壮観です

そんな人のために、今の気分に合わせて日本酒を紹介してくれる「気分呑み」や、料理に合わせてどんな日本酒をどんな温度で飲めば美味しいのかを、店員さんがおすすめしてくれるというから安心だ。また、日本酒初心者の女性でも楽しめるように、有名どころの銘柄を多く取り揃えているだけでなく、低アルコールなスパークリング日本酒や日本酒カクテルを用意しているそうだ。

気分に合わせて日本酒をおすすめしてくれる「気分呑み」。女性好みなかわいいラベルも

色とりどりのおちょこも楽しい

取り皿も女性を意識したカラフルなもの

見た目がまったく違う「二色おでん」とは?

料理の方は、2つの看板メニューがあり。1つは「二色おでん」。最高級のかつおぶしと昆布、日本酒で作られた「江戸前澄み出汁」と、そこにデミグラスソースと八丁味噌を加えた「デミ味噌出汁」の2種類のおでんとなっている。

「江戸前澄み出汁」の方は、雑味のない、文字通り澄みきった味が特徴的。出汁をたっぷり吸ったやわらかい大根は、そんじょそこらのおでん屋さんでは食べられない、清廉さすら感じさせる味。

「江戸前澄み出汁」のおでん。澄み切った出汁は絶品

一方の「デミ味噌出汁」は、濃い味がするのかと思いきや、意外とさっぱり。これは「江戸前澄み出汁」がベースになっているからだろう。味噌の風味とデミグラスソースの後味が口に残る、なかなか食べたことのない、新しい味のおでんだ。

「デミ味噌出汁」のおでん。厚揚げは絶対おすすめ!

また、厚揚げを食べてみたのだが、ホロホロと崩れずに、しっかりとした硬めの食感で、とても美味しかった。どちらのおでんも、日本酒がすすむこと間違いなしだ。

デミグラスソースの後味が新しい

同店ならではの創作串料理「ベジ串」

もう1つの看板メニューは「ベジ串」。野菜を肉で巻いて焼き上げた「野菜巻き串」と「肉串変わり串」があり、今回は「レタス豚巻き」(税別350円)と「ミニトマト豚巻き」(税別300円)「カマンベールのズッキーニ巻き」(税別320円)を食べてみた。

みんなで色んなベジ串を頼んでみたい

焼いているのに、肉の中から出てくるレタスのシャキシャキした歯応えが、ものすごい! これは相当新鮮なのでは。肉もジューシーで、かなりの食べ応えだ。噛みしめるとミニトマトの酸味がプチッと出てくる鮮烈さもたまらない。そしてもう1本、「カマンベールのズッキーニ巻き」は、とろ～りとしたチーズにちょこっとかかったオリーブオイルの味がスパークリング日本酒や日本酒カクテルにマッチしそうだ。

名物の「いくらぶっかけポテトサラダ」(税別680円)も頼んでみてほしい。ゴロっとしたじゃがいもと、プチプチ気持ちイイいくらの食感のコントラストが楽しめるはず。