映画『十二人の死にたい子どもたち』(公開中)が、公開3日で3億円の大ヒットスタートを切った。
同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。
25日に公開となった同作は、金土日の3日間で観客動員数263,398人、興行収入339,218,900円と大ヒットスタートを切った。昨20億円突破が視野に入るペースとなる。客層のメインは10代の中高生から20代前半の大学生。特に中高生は3~4人以上での来場やカップルでの来場が目立つという。
新宿ピカデリーの山中支配人はこの現象に対し「高校生を中心に、中学生から20代が2名以上のグループ鑑賞がメイン層。満席になる回も続出し、久しぶりに邦画で若年層が牽引するイベントムービーへとなっている。内容もゲーム性の高いハラハラドキドキの謎ときから、予想外の結末に意外の感動があるので、今後は若年層から30代以上の世代が動き始めるのも期待できるのでは」とコメントした。
SNSでも「何回も観たい!! この共感は観た人全員の共感だと思う」「予告から予想していたことを覆すような展開で終始どきどきした。そして、12人の死にたい理由が凄く深く考えさせられました。最後は命の大切さ今ある命をどう使い訴えるのか、控えめに言って最高な作品でした」「最初から最後まで #しぬほど言いたい ことばっかりで、1人1人の死にたい理由が明らかになるにつれて色んなこと考えさせられたし次何起こるんだろっていうワクワクと緊張感がすごかった。伏線回収の仕方が自然で 見ててすっきりした。素直に何回も見たい作品。しかもエンドロール、あれ本当にすごい」等と絶賛する意見が相次ぎ、今後さらなる盛り上がりも予感させている。
3日間の動員と興行収入
1/25(金):動員 56,762名 / 興収 71,671,500円
1/26(土):動員 93,441名 / 興収 122,858,000円
1/27(日):動員 113,195名 / 興収 144,689,400円
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