タレント・俳優の片岡鶴太郎が主演するテレビ朝日系ドラマ『終着駅シリーズ』の最新作『終着駅牛尾刑事50作記念作品~荒野の証明』が、27日(21:00~23:05)に放送される。この記念作の放送を前に、片岡が作品への思いを語った。
同シリーズは、1990年に『土曜ワイド劇場』でスタート。5作目(96年)から片岡を主演に据えて歴史を重ね、牛尾刑事が週刊誌記者・川村冴子(水野真紀)とともに事件の謎を解く『終着駅の牛尾刑事VS事件記者・冴子』シリーズ(計16作)と合わせ、今回が50回記念作となる。
50回続いたことについて片岡は「何より監督やスタッフの皆様方のご尽力、そして作品を支えてくださっている視聴者の方のおかげ。とにかく感謝しかないです」と答えた。
23年間演じてきた牛尾刑事を「ひたすら正直で、どんなことがあっても日々の暮らしをしっかり丁寧に送っている方。牛尾刑事の人となりには学ぶべきところが多くて、年に2回、牛尾刑事と時間を共有できるのは私にとってもありがたいこと」と評する。
そして「彼は常に冷静で、決して感情的にならない。余計なことも言わず、口にしたことはきちんと実行していく。また、長年の経験で培った“勘”にそって捜査を進めていく、その信念、ブレのない生き方には敬服しています」と語った。
今回ゲスト出演した女優・高島礼子については「礼子ちゃんとは事務所が同じで、初々しい時代から存じ上げています」と明かし、「そんな彼女も、いまや堂々たる主演女優。体幹のしっかりした、骨太の女優さんになられたなと感じました」と絶賛。
作品の見どころについては、「今回は、社会格差や組織内でのストレスなど社会問題となっているテーマにも視点を置いていて、時代性から見てもタイムリーな作品になったと思います。また、礼子ちゃん演じる女性刑事にお越しいただいたのは、新しい試み。新鮮味が感じられる記念作になりましたので、ぜひ楽しみにしていただきたいですね」と話した。