1人で複数のスマートフォンを持つことが珍しくない現在、通話専用機だから繁閑の差が激しい、会社からの支給品だから週末は使わない、といったケースは珍しくありません。しかし、いざというときにバッテリーが切れていると役立たないので、使わないときはバッテリーの減りを極力抑えたいものです。

触れたかどうかに関係なく、バッテリーが減ることは避けようがありません。スマートフォンがスリープ状態であっても、電話の着信やプッシュ通知を受け取るためにシステムは稼働し続けていますから、まったく触れずにいても2、3日でバッテリーが切れてしまうことはありえます。Android端末には、バッテリーセーバーという省エネ機能がありますが、それだけでは不十分です。

あまり使わないスマートフォンのバッテリーを長持ちさせるには、必要のないアプリを完全終了しましょう。操作していなくても、アプリは(バックグラウンドで)処理を行うことがあるからです。Android OSの場合、ホーム画面下部ナビゲーションバー右端にあるボタン(マルチタスクメニューボタン)をタップし、「全アプリ終了」をタップすれば、システム関連を除くすべてのアプリを完全終了できます。

機内モードを有効にする方法もあります。建物内部など電波が弱い場所に長時間いると、システムは電波を捕捉しようと何度となく通信を試みるため、バッテリーを消費してしまうからです。機内モードを有効にすると、携帯電話回線やWi-Fiがオフになるため、電話の着信やプッシュ通知に気付けないという問題が生じますが、夜間など急ぎの連絡がなさそうな時間帯には積極的に利用する価値があります。

ほかにも、通知回数の多いアプリは通知設定を見直す、Xperiaの「STAMINAモード」のような端末独自の省エネモードを活用する、といった方法があります。活用してみましょう。

  • 触れていないのにバッテリーの減りが速い場合は、機内モードを有効にするなどの方法を試してみましょう