スマートフォン決済サービスのPayPayが、2019年3月26日からコンビニエンスストア「ローソン」の店舗で利用できるようになる。

ローソンの店舗数は14,574店(2018年12月末現在)で、既にPayPayを利用できるファミリーマートに次ぐ業界3位の規模だ。ナチュラルローソンやローソンストア100を含む、ローソンブランドの全店舗で利用できる。

ローソンでの決済方式は、PayPayアプリに表示したバーコードをユーザーがレジに提示し、ストア側が読み取る「ストアスキャン」方式で、先に導入しているファミリーマートと同じ。支払い方法は電子マネー(PayPay残高またはYahoo!マネー)、クレジットカードの2種類から選択できる。

ローソンのスマートフォン決済への取り組みとしては、2017年1月に「Alipay」と「LINE Pay」、2017年8月に「楽天ペイ」、2018年9月に「d払い」と「Origami Pay」を導入しており、これにPayPayが加わる。

PayPayは本件にあわせて、「あらゆる小売店やサービス事業者、ユーザーにスマホ決済の利便性を提供し、日本全国どこでもキャッシュレスで買い物ができる世界を目指していく」と説明している。3大コンビニチェーンのうち2社が参入ということで、一層注目が集まるのがセブンイレブンでのPayPay導入だが、PayPay広報は「協議の有無も含めて、未導入の事業者についてのお話はすることができない」と話している。

(笠原光)