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【この記事のエキスパート】
文具ライター&フムフムハック編集長:やまぐち まきこ
年間300万PVを超える人気ブログ「フムフムハック」の編集長。
文房具を中心に“読んでフムフム・ワクワクする”コンテンツを発信。
雑誌やWEBで文具ライターとしても活躍中。
「NIKKEIリスキリング」にて文具記事を執筆。
この記事では万年筆の選び方とおすすめ商品を紹介します。モンブランやパーカー、ペリカン、パイロットやセーラー、プラチナなど海外・国内ブランドの特徴も紹介。初心者向けの安い商品や、1万円以上の高級ブランドなど厳選しました。ノートへのメモ書きや字や絵を描くときにおすすめです。
あなたにぴったりの万年筆は? タイプ別診断で発見!
診断チャートで簡単チェック!
求めている万年筆がわかりましたか?タイプ別におすすめ商品を紹介していくので、自分にぴったりなのはどのタイプかチェックしてみましょう。
A:「初心者向け万年筆」ならステンレススチールペン先×カートリッジ式
万年筆を使うのが初めての方は、ペン先がステレンス製でインクの補填が簡単なカートリッジ式がおすすめです。
ステンレス製は金製と比べてリーズナブルなうえ、腐食しにくくてサビに強いという特徴があります。また、書き味は硬めなものが多いので、カリカリと書きたい、しっかりとした書き心地が好み、筆圧が強い人向きです。
また、インクの補充方法はカートリッジ式が便利。あらかじめインクが充填されているプラスチック製の使い捨てカートリッジを交換するだけで使えるタイプです。交換の手間がかからず予備の持ち運びやすいのがポイント。一方で、後述する吸入式のボトルインクに比べると、インクの色や種類が限られるというデメリットがあります。
B:「上級者向け万年筆」なら書き心地抜群の金製ペン先×インク吸引式
長く使える万年筆を探している、書き心地にこだわりたい上級者の方は、ペン先が金製で、インクの補充方法は吸引式かコンバーター式(吸引式とカートリッジ式どちらも対応)がおすすめです。
金製は、やわらかい書き心地が特徴で筆圧によって文字の太さを書き分けることが可能。種類は、14金・18金・21金などがあり、数字が大きくなるほど金の含有量が多く、ペン先がやわらかい傾向にあります。また、金製はステンレス製よりも高価ではありますが、硫酸や塩酸などのインクにも耐性があり腐食しにくいため、一生物として使える商品が数多くあります。
コンバーター式というのは、ペン先から直接インクを補充する吸引式とカートリッジ式の両方に対応できるタイプのこと。万年筆らしさと利便性を兼ね備えているだけでなく、ラインナップの多さが魅力です。
C:「人気ブランド万年筆」ならデザインもおしゃれで失敗なし
デザインにこだわりたい、せっかく買うならおしゃれな万年筆がいいという方は、人気ブランドから選んでみましょう。国内だと、パイロットやセーラー万年筆、プラチナ万年筆などが人気。海外ブランドなら、モンブランやパーカー、ウォーターマンやペリカンなどがあります。
このような人気・老舗ブランドの商品は、長く使い続けやすい洗練されたデザインの万年筆が多く、プレゼントにもぴったり。商品が多すぎて迷ってしまうという人は、まずはブランドで絞り込んでみるのもアリです。
D:「太軸万年筆」は仕事で長時間使っても疲れにくい
仕事などで長時間使用する場合は、太軸の万年筆がおすすめ。余計な力が入らないので疲れを感じにくいため、長文の文書作成などにぴったりです。重厚感もあり万年筆らしさを感じられます。
E:「細軸万年筆」はコンパクトで手帳にも収納しやすい
携帯性を求めるなら、細軸の万年筆をチョイス! 手帳や胸ポケットに挟んで持ち運びしやすい点も便利。営業先で簡単なメモをとるときなどに向いています。
【エキスパートのコメント】
ペン先の太さもチェックしよう
万年筆は、ペン先が紙に接する面積の大きさで書ける太さが決まります。太さによって書きやすさが変わるので用途にあったものを選びましょう。
▼一般的なペン先の種類
極細字…EFもしくはXF(エクストラファイン)
中細字…MF(ミディアムファイン)
細字 …F(ファイン)
中字 …M(ミディアム)
太字 …B(ブロード)
極太字…BB(ブロードブロード)
◆細字~中字が万能! 迷ったらこれ
迷ったら一番実用的な細字~中字を選びましょう。画数が多い日本語は、細字の万年筆の方が文字をきれいに書くことができます。
◆宛名書きなら太字、手帳に細かい文字を書くなら極細
宛名など広い範囲に大きな文字を書くときは、太字や極太がおすすめです。反対に、手帳などの狭いスペースに細かい字を書くときは極細が適しています。