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【この記事のエキスパート】
フリーアナウンサー・和酒コーディネーター:あおい有紀

フリーアナウンサー・和酒コーディネーター:あおい有紀

テレビ、ラジオなど各媒体で活躍する一方、日本の食や和酒の魅力、食事マナーの発信を積極的に行い、大切さ、楽しみ方を国内外に伝えている。

フィールドワークを信条とし、全国の酒蔵や田んぼに300回以上足を運ぶ。

酒蔵ツアーや日本文化×日本酒のコラボイベント、様々な国籍の料理×日本酒のマリアージュイベントなどの企画・主催をはじめ、日本酒・焼酎コラム連載、全国各地での講演、セミナー講師、トークショー、ファシリテーター、イベント司会多数。モルディブ、香港など海外でも日本酒セミナー講師を務める。日本酒、梅酒のコンテスト審査員も毎年務める。
Club Gastronomic Sake主宰。日本酒造青年協議会「酒サムライ」叙任。
日本酒蔵ツーリズム推進協議会 民間委員。


国内に限らず、海外でも人気が高い日本酒。この記事では、日本酒好き505名が選んだ人気の日本酒ランキングを発表します。ワイングラスで飲みたいスパークリング、ロックでちびちび飲みたい大吟醸酒や純米酒など厳選した銘柄を集めました。

日本酒の選び方

出典:Amazon

日本酒は、米の種類や製法、そのほかの条件によってさまざまな違いが生まれます。数々の銘柄の中からお気に入りを見つけるためのポイントを意識してみましょう!

ポイントは下記の通り。

【1】8つの種類
【2】米の種類
【3】辛口or甘口
【4】料理に合わせて選ぶ

上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】特定名称と呼ばれる、種類から選ぶ

出典:Amazon

原料や製造方法の違いから、日本酒は特定名称と呼ばれる8種類に分けられています。8種類のうち、米と麹だけで作られている種類を「純米大吟醸酒」「純米吟醸酒」「純米酒」「特別本醸造酒」と呼びます。お米の旨味や甘みを感じられる種類です。

一方、米と麹以外に醸造用アルコールを添加している種類を「大吟醸酒」「吟醸酒」「特別純米酒」「本醸造」と呼びます。お米の旨味より、アルコールの香りや味をダイレクトに味わうことができます。価格もリーズナブルです。

【2】米の種類で選ぶ

日本酒に使われる酒米として一般的なのは「山田錦」ですが、そのほかの酒米を使用したものもあり、米によって味わいに違いが出てきます。下記が代表的な酒米です。

・山田錦:香り高い。一般的な酒米。
・五百万石:端麗辛口。山田錦よりも安価。
・美山錦:軽い味わいと華やかな香り。
・雄町:米の濃厚な旨味とコク。

同じ蔵元でも、米の種類によっていくつかの酒を製造していることもあります。その場合、同じ米の種類による違いをよりわかりやすく感じることができますよ。

精米歩合も大事なチェックポイント

日本酒は米を原料としています。しかし、そのまま使わずに「精米」をして使用しています。ちなみに、米は外側ほど雑味となる成分があるため、残せば残すほど雑味や米の旨みが残り、削れば削るほど、それらが除外できる雑味のないお酒になる傾向にあります。

この削って残った部分の割合を精米歩合といいます。たとえば精米歩合が60%であれば、米の60%を用いて醸造する(つまり、外側の40%を削る)ということです。

【3】辛口や甘口など味で選ぶ

全体の60%の人が日本酒を選ぶ基準に置いた「味(味わい)」ですが、日本酒の表現でよく使われる辛口、甘口。

辛口は「口当たりがシャープで、飲んだ後にすっきりしている」という味わいであり、甘口は「口当たりが柔らかく、飲んだ後の余韻を楽しめる」という味わいのことを指します。ですから最近は、「甘口」といわず「うま口」と表現されることもあります。

辛口・甘口は「酸度」と「日本酒度」で決まる!

日本酒には、甘口と辛口がありますが、辛口の日本酒は糖分が少ない日本酒のこと。甘口か辛口かは、「日本酒度」と「酸度」で決まります。

●日本酒度とは、甘口や辛口の目安になる数値。日本酒度がマイナス=糖分が多く甘口に、プラス=糖分が少なく辛口になります。

●酸度とは、:日本酒に含まれるクエン酸やリンゴ酸などの酸がどのぐらい含まれるかを相対的に表す数値。数値が高い方が辛くて濃く、低ければ甘くてすっきりと感じられます。

▼甘口の日本酒のおすすめをチェック

▼辛口の日本酒のおすすめをチェック

【4】料理に合う種類を選ぶ

食中酒として日本酒を楽しみたいなら、どんな料理かに合わせて日本酒の種類を選びましょう。例えば、煮付けや煮物など濃い味の料理には「純米酒」、刺身やてんぷらなどあっさりした料理には「吟醸酒」、どんな料理にも合わせやすい「本醸造酒」といった具合に選ぶと料理をより美味しく味わうことができます。

【エキスパートのコメント】

同じ日本酒でも、温度帯によって香りや味わいが大きく変化するので、ご自宅で楽しむ際、冷酒から徐々に温度を上げ、後半はお燗酒でと、一本のお酒で前菜からメインまでそれぞれの料理に合わせることも可能です。

とくに純米系のお酒は温度を上げると旨味のボリュームが広がり、酸味が立ちボディがしっかりするので、肉料理や中華料理、濃い味付けの料理などにも合わせやすいですよ。和食はもちろん、様々な料理と様々な温度帯の日本酒で合わせてみてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)