大坂なおみがエレナ・スビトリーナに快勝し、1994年の伊達公子以来25年ぶりとなる全豪女子シングルスベスト4進出を決め、全豪終了後の世界ランキングは3位以上が確定した。これは、男女シングルスの世界ランキングで、錦織圭と伊達公子を抜き日本最高位となる。また、明日以降の結果によっては世界ランキング1位になる可能性も見えてきた。大会第11日、大坂が全豪初の決勝進出をかけ、元世界No.1のカロリーナ・プリスコバと対戦する。準々決勝後、伊達公子が大坂にインタビューを行った。
――第1セット、ブレークが多く、フラストレーションも多かったと思いますが、戦略を変えるということはありましたか?
バックハンドのアンフォーストエラーが多かったので、それを減らしたいと思いました
――第2セット、スビトリーナはミスが多かったり、メディカル・タイムアウトを取ったりということがありました。本来のスビトリーナはファイターで粘りもある選手ですが、本来のプレーをさせなかったというのは大きかったのでしょうか?
もちろん彼女がメディカル・タイムアウトを取ったときは少し心配しましたが、試合に勝つことに集中しようと思いました。前回は敗れましたが 今回は違う結果になりました。とにかく勝つことができて良かったです」
――大会中ということで目の前の試合にフォーカスしていると思いますが、この大会の後にランキングが変わるということは、モチベーションになりますか?
もちろん大きなモチベーションになっています。皆さんがその話をするので意識しない訳にはいきませんが、私は次の試合に集中するだけです
――次の相手はプリスコバです。タフな相手になると思いますが、心の準備と、どのようにプレーするかは考えていますか?
彼女とは何度も対戦したことがあるので、タフな試合になるのはわかっています。準決勝はメンタルが強くなければいけません。誰もが決勝に行きたいと思っていますから
大坂の準決勝は本日、ロッド・レーバーアリーナ第3試合(日本時間 午後1時30分以降試合開始予定)。大会第11日は、WOWOWライブにて生中継(11:50~)される。