ファーウェイのノートPC「HUAWEI MateBook X Pro」は、超狭額縁ディスプレイを採用し、高級感あるボディにハイスペックを詰め込んでいます。13.9インチ液晶の本体はモバイルにも使えて、ビジネスからエンターテインメントまで幅広い用途で活躍します。
スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスにおいて、完成度の高い製品を数多く発売しているファーウェイのフラッグシップノートPCが「HUAWEI MateBook X Pro」(以下、MateBook X Pro)です。箱から製品を出したときの第一印象は「意外と持ち運びやすい」でした。
MateBook X Proは13.9インチの液晶ディスプレイを搭載した高性能ノートPCで、重さが約1.33kgと事前に調べていたため、モバイル用途でギリギリ使えるレベルの「デスクトップPCライクに使うハイスペックノートPC」というイメージを持っていました。ところが、実際はディスプレイサイズの割にはコンパクトで、さらに最近のモバイルノートPC並みに薄いため、十分に持ち運んで使えそう。いい意味で裏切られた感じです。
特徴的なディスプレイ部をチェック
大画面でありながらコンパクトなサイズを実現している理由は、使ってみるとすぐにわかります。超狭額縁で、とにかくベゼルがほとんどありません。ファーウェイのスマートフォンではベゼルレスなデザインはおなじみですが、その技術が生かされているのでしょう。
画面占有率は約91%となっており、ディスプレイを見ているというより、空中に画面が浮かび上がっているようなイメージで、今までにないユーザー体験が味わえました。5~6インチクラスのスマートフォンとは違い、14インチクラスのディスプレイで超狭額縁はインパクトがあります。
MateBook X Proのディスプレイは、超狭額縁で薄いだけではありません。解像度は3,000×2,000ドット、260PPIと高精細で、色度域はsRGB 100%、最大輝度450nit(カンデラ/平方メートル)、コントラスト比1,500: 1と、高い性能です。さらに、10点式のタッチスクリーンとなっており、タブレットのようなタッチ操作も行えます。
実際に使ってみると、写真や動画は美しく表示され、小さな文字も読みやすく(Windows 10のスケーリング設定にもよります)、長時間利用しても目の疲れが少ない印象です。タッチ操作も快適で、指紋も付きにくいため(完全に付かないわけではありませんが)、タブレットやスマホライクな使い方も問題ありません。画面の表面にはゴリラガラスを採用しており、耐衝撃性も高くなっています。
個人的には、人とPCをつなぐインタフェース部分がPCの使い勝手を決めると思っています。その意味でも、MateBook X Proのディスプレイ周りは非常に魅力的です。